☆【🌷春を待つ】 〜湯たんぽ/気候変動〜 1081文字のエッセイ
◇湯たんぽ
冬の寒さが年々身にしみます。
1年前に、買い物ついでに湯たんぽを見つけ「試しに使ってみようかな」と思い、自分の分と娘の分を買いました。
湯たんぽを使ってみると、思っていた以上に快適で、あたたかかったのです。お湯を入れるだけで、結構長時間暖かくいてくれます。
電源につないだり、充電する必要もなく、シンプルに「お湯を入れるだけ」でこんなに温かくて快適に過ごせるなんて、とすっかり気に入りました。
湯たんぽそのものは、昔からあるもので、目新しくはないですし、世の中には、きっと多くの湯たんぽ愛好者がいらっしゃることでしょう。私も、遅ればせながら仲間入りさせていただきました。
我が家では娘も少し遅れて湯たんぽ愛好者になり、今では母娘揃って湯たんぽをこよなく愛用しています。
私はいたってシンプルで実用的なものを使っていますが、本体がカラフルな色のものや、袋がおしゃれなものも売られているようです。
◇お天気番組で…
話はかわりますが…
先日、テレビのお天気番組で、心配なことを耳にしました。
「今年の日本の気候は厳しくなるでしょう」
快適に過ごせる期間が短くなるというのです。冬は寒さが厳しくて長く、夏は暑さが厳しく残暑がつづく。つまり快適な季節である春、秋が短いということのようなのです。心配を通り越して怖くなりました。
去年から言われていた「日本から春と秋がなくなる」が、急に現実味を帯びてきた気がしました。「四季のある美しい国日本」は、なくなってしまうのでしょうか。
のんきな私は、厳しい暑さといつまでも続く残暑、紅葉が例年のように美しくならないことなどは去年だけの異常気象なのだろうとさほど心配していなかったのです。ですが、気候変動は恐ろしい速さで進んでいるのかもしれません。
とりあえず、今できるのは、気候に合わせて快適に過ごせるように工夫することでしょうか。
もちろん、気候変動を少しでも抑えるために、地球にやさしい生活を心がけることも必要です。自分に何ができるかを考えていきたいと思います。
◇冬来たりなば春遠からじ
「冬来たりなば春遠からじ」
(Percy Bysshe Shelley)
原文は
“If Winter comes, can Spring be far behind?”
毎年今頃になるとこの言葉が心に浮かびます。
春が待ち遠しいですが、当面は湯たんぽとの仲良し時間をたのしみ、春を待ちたいと思います。
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