世界の女子マラソンについて語る
男子はキプチョゲがベルリンマラソンを勝った者の衰えが隠せないのが否定できない。その中でシカゴマラソンを制したkevin kiptum が世界記録をたたき出した。来年の春シーズンになったら世代交代になっていくだろう。さて、女子は
コスゲイ1強から
シカゴで世界記録を出したブリジットコスゲイだったが東京五輪で負けてしまい、わずか1か月半後のロンドンマラソンでも負けてしまった。年が明けて東京マラソンで勝ったものの、今年になってロンドンマラソンでリタイアをしてしまい、ニューヨークマラソンでは4位と振るわなかった。衰えが出てきたというもの否めないがまだ年齢が30台に突入していない。世界記録が2時間10分を切ることに求められているのでスピードがないというのが彼女にとっては痛手だろう。
ベルリンマラソンで世界記録
エチオピアのディザストアアセファが2時間11分53秒を叩き出した。800メートルでリオ五輪に出たが目立った成績ではなかった。そこから年月をかけてマラソントレーニングに移行して、トラックで鍛えたスピードを活かしてベルリンマラソン2連覇を果たした。
シカゴマラソン ハッサン連勝
ロンドンマラソンを制したシファンハッサン。コスゲイが自滅してしまったこともあって展開がうまく行き過ぎた点もあった。しかし今回勝ったことで本物のマラソンランナーとなった。走法は後ろからじっくりとみて勝負所になって徐々に勝負と仕掛けていく。2着だったのは名古屋2連覇でドーハ世界選手権などを制したchepngetich。その選手に勝てたのが大きい。
ニューヨークシティマラソン トラック出身組の台頭
ニューヨークシティマラソンを制したobiriと2位のギディはトラックの実績組だ。タイムは平凡だったが2時間15分は間違いなく切れる能力は持っている。コスゲイはトラック経験がない分スピード面ではその2人に劣ってしまった。ハッサン同様トラックで実績を残した選手が今後の女子マラソンを引っ張っていくという流れになっていくだろう。
来シーズンはどうなるか
世界記録は更新していくと思う。おそらく2時間10分台に突入してしまうのではないかと思う。春シーズンの予想ではchepngetichは名古屋3連覇に向かうがほかの選手はロンドンマラソンに駒を進めていくと思う。このマラソンは実質上世界一決定戦といわれるレースなので。