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BtoB企業の『年始のメルマガ』を22社比較して気づいたこと
レディくるnote担当です。
私は昨年の1月から、レディくるのマーケ業務の担当者として
今書いているnote記事やメルマガの『中の人』をしています。
今回の記事では、私が『1メルマガ担当者』として
SaaS系やコンサル、制作などのBtoB企業22社が
年始の挨拶にどんな内容のメルマガを送っているのかを調べ、
私の独断と偏見で分析した結果わかったことをお届けします。
「今年のうちの『年始メルマガ』、どうしよう」と悩んだ
年始のご挨拶メルマガの企画を進めていたとき、
ふと思ったことがありました。
「年始のメルマガって、挨拶するだけでいいんだっけ。
っていうか、 みんな何送ってるの?」
結局今年は、前任の作った型を継承しつつ、
私が考えた+αを添えて送りました。
とはいえやはり、皆さまにより良いものをお届けするためにも
他社の良い例を参考にしながら制作したかったのは事実……。
そこで、来年こそは他社の良い事例を踏まえて企画をできるよう、
今年の1月7日までに私のメールボックスに届いていた、
他社の『年始メルマガ』22通
の内容を、
簡単にスプレッドシートにまとめて分析してみることにしました。
BtoBの年始メルマガに多かった内容TOP3
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当然モザイクばかりですし、
私が分かりやすくするためだけに作ったシートなので
とてもシンプルです。
ここで分かったそれぞれの概要を、
さらに7つにカテゴライズしてグラフに起こした結果が以下の通りです。
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TOP3
1位 お得なお知らせ(キャンペーンやウェビナーのお知らせなど)
2位 2022年の自社の抱負
2位 代表からの挨拶
こうしてみると、クリスマスやゴールデンウィークなどといった
個人のイベントごとが直接的に関係ないBtoB企業が送るメルマガを、
同じ内容で比較できるタイミングは年始くらいなのではないかと気づき、
非常に興味深い結果となりました。
以下、それぞれの詳細です。
パターン①ついでにウェビナーやキャンペーンもお知らせする系
最も多かったのは、ウェビナーや今だけお得になる限定キャンペーンなど、
『受信者の興味を引くネタ』を年始の挨拶に添えて送るパターンでした。
おそらく、
年始で心機一転するタイミングなので、
この機に自社のサービスを前向きに検討してほしい
という狙いがあるのかもしれませんが、
シンプルに「せっかく開封してくれた受信者に何か持ち帰ってほしい」
という思いも感じられるメルマガが多かったです。
パターン②2022年の抱負を語る系
2021年の振り返りから、
2022年に自社がどこを目指していくのかを
熱く語っている企業も多かったです。
中には、画像や動画にまとめて発信している情熱的な企業も……!
確かに、
自社のことを知ってもらうためのメルマガを送るタイミングとしても、
『新年』という節目は絶好のタイミングなのかもしれませんね。
パターン③圧倒的ありがたみ。代表からの挨拶系
BtoB企業が発信するnote記事でも、
代表が直々に想いを綴るもの以上にバズるコンテンツはなかなかありません。
代表本人による発信物に注目が集まるのは、
単にその人が有名でフォロワーが多いからというだけでなく
一企業を背負い、幾多の苦難を乗り越えてきたバックグラウンドから生まれる重みに価値があるためかもしれません。
それに、スタートアップ企業のnoteはまだしも、
企業のメルマガを担当するのは大抵一般社員の担当者です。
代表が顧客に向けて、直々に言葉を綴る機会はなかなかないものですし、
そんな『そこはかとない風格高さ』が新年の挨拶にはぴったりなのかもしれません。
パターン④年?明けたね。ひたすら有益なメルマガを届ける系
「新年だろうがなんだろうが、
うちのメルマガが顧客に届けるのはただひたすらに『益』である」
と言わんばかりに、年始のかしこまった挨拶は冒頭だけ。
そのあとはいつものトーンで、
自社発信のビジネスのお役立ちコンテンツの紹介をしている企業も。
このブレない感じが、シンプルにかっこいいと思って、
私はかなり痺れました。
パターン⑤「おしゃれな画像と挨拶だけ置いてくぜ」クール系
かっこよさで言えば、パターン④にも負けないこちらのタイプ。
冒頭に年賀状のようなおしゃれなデザインの画像
(今年でいえば、虎をモチーフにしたもの)を大きく配置し、
その後に12ポイントくらいの、メルマガにしてはやや小さめの文字で
新年のかしこまった挨拶文をサラッと書き残して終わるものです。
デザインで勝負をする制作会社や、
企業のビジョンやミッションが世の中に十分に認知されているような
大企業には多いかもしれません。
あえて多くを語らないスタイルが、実にクールな年始メルマガでした。
パターン⑥ことよろ♡お茶目でかわいい、エンタメ系
おみくじURL付きなど、
ちょっと変わった仕掛けのあるメルマガも。
運勢を占ってもらえたり、ついでにクーポンがもらえたりと、
「なるほど……そういうのもあるのか……」と思わせるオリジナリティがありました。
年始は特にかしこまった体裁のメールばかりが並ぶからこそ、
こうした工夫があることで他との差別化ができ、
開封されやすくなるのかもしれません。
ついでに、送り主に設定されている担当者の人柄と
そのメルマガの茶目っ気トーンが合っていてもそうでなくても、
どのみちインパクトを与えられるのはとても面白いなと感じました。
で、結局うちのメルマガは?
弊社のメルマガは、実は上の例のどれにも当てはまっていませんでした。
先述の通り、弊社の前任が採用していた型を継承しつつ、
そこに弊社らしいオリジナリティを添えて送ったものです。
具体的には以下のようなものです。
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上記の内容を、
「【レディくる】今年、やってみたいことはありますか?」
という件名で送信しました。
件名には「謹賀」も「新年」も「ご挨拶」もありません。
あえてそのようにしてみました!
年始に伝えたい『弊社らしさ』とは。意識したポイント
レディくるのメルマガが意識しているのは、
お客さまとの『対話』を生むこと
です。
レディくるの『対話』
レディくるのメルマガは、
お客様とのよりよいタッチポイントとなることを意識して作っています。
そもそもレディくるは、お客さまのお困りごとに合わせて
その都度最適なソリューション(お悩みごとの解決に対応可能な企業)
をご提案するビジネスマッチングサービス。
つまり、はじめから何か固定の商材を抱えてアプローチするのではなく、
あくまでその時々の「お客さまの欲しいもの」を対話により引き出した上で
それに適ったものを適宜お届けするのが私たちの仕事です。
それを実現するには、
お客さまが困ったときに「そうだ、レディくるだ!」と
真っ先に思い出してもらえる良好な信頼関係にあることが求められます。
こちらから定期的にお送りするメルマガの中でも、
その信頼を少しでも築くきっかけとなれるように常に相手に寄り添って行う『対話』の姿勢を大切にしています。
おわりに
同じ内容のメルマガを比較してみると、
それぞれの会社の色がとても顕著に見受けられました。
どの企業のメルマガも、それぞれ手法は違えど
読者に有益なものを届けたいという思いの伝わるものばかり。
1メルマガ担当としてとても刺激を受けました。
メルマガだけでなくこちらのnoteも、他社の良い例を参考にしながら
より愛されるものとなるように改善を重ねていく所存です。
ひとまず今回の記事が、皆さまにとって少しでも
良い情報をお届けできていたら幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
もう2月ですが、
今年もレディくるをよろしくお願いいたします。
いいなと思ったら応援しよう!
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