42歳自然妊娠。通院以外でやったこと。
FT2回やってます。
「AMH低めですね。うーん、子宮筋腫あるね。手術するか〜?すると半年はタイミング取れないしな。ま、また来月来て下さい。」
3つ目の病院の初診で田舎出身の医師はどこか温和な空気を持っていて、柔らかい口調で言った。
「体外受精」て言われなかったな、と思いながらも医院を変えてやる気に満ちていた私はあまり気にしなかった。
看護師さんに「体外受精考えてる?」と検査の時に聞かれたし、通ってるうちに言われるかな、と期待していた。
今も当時も体外受精の専門の婦人科に行く勇気がなかった。
そもそも婦人科に行くのにとても勇気がいった。結婚して5年目に入り、心に穴が開きそうなほど無言で圧をかけられる親の期待を感じながら、40歳を迎えた。そこでコロナが流行。
仕事をしながら毎月タイミングを取るのも簡単ではない。寝てしまったこともある。
2020年4月頃はコロナに世間がとても緊張感を持っていて、病院が逼迫し、日本生殖医学会が「妊活はお休みを」と発表した。コロナで仕事はものすごく忙しくなり、この発表に少しホッとした。少し休める、と。
ところが日本生殖医学会の発表後の2〜3ヶ月後に複数の芸能人が妊娠を発表。これには焦った。守ってたのは自分だけなのか、と。
これは決断のときだった。
忙しい仕事を辞めて、婦人科に行こう。
今は"ゆる妊活"をたくさん見掛けるが、当時は回りにそういう人がいなかった。
1つ目の病院で検査をしたのが4ヶ月後。
そこで卵管が閉塞してることを初めて知る。
そこで手術ができる病院を紹介してもらい、1年に一度手術をすることになる。
二度目の手術の約2ヶ月後に妊娠。
自然妊娠が叶った。
このように妊活で病院に行くことは皆さんほとんど同じなのかな、と思う。
この頃やれることは納得した上で何でもやろうと鼻息が荒かった。
一番投資したのは鍼灸。妊活鍼。
週1回、妊娠まで半年を要した。
施術は婦人科系のツボに主に指す内容。
数ヶ月後には肩こりなどもなくなった。
恐らくこの鍼が1番の決め手だったと思う。
当時ゲッターズ飯田さんがなんとなく気になっていた私は「突占」を欠かさず観ていて、人生のドラマの一部に感心しながら、好きな占い師の言う事を気に留めていた。
そこで実践したのが
ザクロの24をスマホの待受にする(シウマさん)
近所の子宝の神様がいる神社に参拝する(木下レオンさん)
通院だけだと息が詰まりそうで、自分が好きなことを前向きにトピックは外さずやろうと思えたことだけをやりました。
後に妊活を頑張ってる同年代にザクロと神社参拝の話をしたら、確実なものしかしない!と一蹴されました笑
最後に決め手となった鍼について。
鍼灸に通って半年もすると、鍼灸師とも話すようになり、私の場合は体外受精やお勧めのクリニックの話までありました。
実際、妊娠直前はそのクリニックで体外受精をしようか悩みに悩んでました。
私の場合は1人の鍼灸師が専属状態だったので、話を聞いてると、体外受精の患者の鍼灸をするタイミングにとても気を遣っていました。
結果論なのですが、私が授かった時は、夫とタイミングを取って、1時間後に鍼灸を受けた時でした。
ああ、そういうことだったのか、と後で1人で納得しました。
こうして書くとなんてことないですが、当時は働きながら、毎月数日通院して、その他にできることをやれる限りやって、何よりもいつこの生活は終わるのだろうと出口が見えない状態で閉塞感がありました。
神社の参拝はそういった気持ちを少し置かせてもらえる機会だったように思います。