風呂と愛国 「清潔な国民」はいかに生まれたか 読後感想 「風呂キャンセル界隈」は、なぜ生まれたのか?
「風呂キャンセル界隈」
SNSで春ごろに話題になった
日本人はいつから
「毎日入浴する」のが
当たり前になったのか
日本人は昔から
清潔だったのか
そんな疑問に応える本書
日本の風呂、入浴の
歴史から述べられている
江戸時代は混浴が普通
真っ暗な湯船
知らないことばかりであった
そして明治維新を経て
日本は欧米列強と
肩を並べるべく、
文化の水準を
上げようとしていく
健康な身体を保つため
ときの権力者たちは
国民に「清潔」にする
ように教育していく
そして、「清潔」で
いないことが周囲の人に
迷惑をかけるという
考えまで刷りん込んでいく
親に「お風呂に入りなさい」
と言われて入り、
いつの間にか
毎日入浴することが
当たり前になった
ここでこの本の
題名がやっと理解できた
「風呂と愛国」と
なったのは
理由があったのだ
筆者のあとがきに
あった一言
「入浴と清潔の歴史は、
現代の私たちが
当たり前だと思っている
価値観を問い直して
いるのだ。」
これが印象的であった
日本人は、
勤勉、
きれい好き、
時間を守る、
これはもしかして
そうならないと
いけないように
明治維新以降
洗脳せれ続けて
疑いもなく
そうならなくては
いけないと
信じ込まされている
のかもしれない
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