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「判断する力」とは何か 大谷翔平さんは「ゆとり世代」と揶揄されない

ゆとり世代
あなたはどんなイメージがありますか
詰め込み教育の反省から生まれた「ゆとり教育」
円周率を3で学習するらしい
勉強ができない
挨拶ができない
礼儀をしらない
そんな子どもたちになる
そんなイメージをマスコミが喧伝し
それを信じている人たち

教育現場ではどうだったのか
暗記を前提とした教育から
「考える力」を重視した教育への
転換をしていました

今から聞くとそれはそうだろう
暗記も大事だけど、
もっと大事なのは「考える力」
だと分かると思います

しかし当時は、「ゆとり教育」は
学習ができなくなる子に
していると揶揄される始末

今はどうでしょうか
大谷翔平さんを「ゆとり世代」と揶揄する報道はない
マスコミはキャッチーな名称を付けたり、
低俗な興味をひく題を付けたりすることを続けている
そして残念ながら、その報道を
鵜呑みにして信じてしまう人たちがいる

大谷翔平さんの成功のひとつに
目標シートが挙げられる
あれはまさに
「考える力」を育成するために行われていたこと

大谷翔平さんのすごいところが
従来の発想では不可能とされていた
ピッチャーをやりながらバッターとしても
試合に出続けること
いわゆる「二刀流」を
成功させたこと

日本のプロ野球で始めたときは
従来の発想から抜けられない世代から
批判をあびた
「プロ野球をなめるな」
「中途半端で終わる」
そんな声を結果でだまらせていく

もちろん体格に恵まれた面はある
しかしそれだったらメジャーリーグには
同じかそれ以上のポテンシャルをもつ人もいる

大谷翔平さんの「二刀流」を成功させたのは
「考える力」が大きかったと言えるだろう
短期中期長期の目標をしっかり設定し
それを達成していく

「ゆとり教育」と揶揄された世代が
自分たちの成功で
その間違った解釈を直していく
いわゆる「ゆとり世代」の子どもたちを教えていた
教員は自信を取り戻した

情報リテラシーが大切と言われている
マスコミが言っていることを鵜呑みにしない
あたり前だが意外に影響を受けている

「本当かな?」と考えてみる
思考実験として
ときには有名掲示板開設者のように逆張りしてみる
自分で「判断する力」を付けていく

気を付けていかなくてはいけないのは
われわれ大人も
マスコミやいわゆる世間の考えに刷り込まれていることは多い

太平洋戦争(大東亜戦争)で日本は悪いことをした
もちろん加害者としての立場を忘れてはいけない
しかし物事は白か黒かだけではない
なぜ戦争を始めてしまったのか
戦争をしなかったどうなっていたのか
あの時代の常識と今の常識は違う
戦争をしないという選択肢はもちろんあった
そのかわり日本という国ではなくなっていた可能性もあった
戦後の日本はアメリカの統治下になったことの功罪がある
ソ連がもう少し早く日本に来ていたら共同統治になった可能性が大きい
北日本、南日本という2つの国に分かれたかもしれない

逆に日本という国は維持されたが、
アメリカの思想が戦後日本を縛っていく
統治下の日本のマスコミはアメリカの思想を日本人に刷り込んでいく
日本の戦争は悪いものだったと

戦争はよくない
戦争は人を不幸にする
その通りである

しかし戦争をする権利をすべて放棄してしまうのは違う
ドイツは東西に分かれた悲劇から立ち直り、
何回も憲法を改正している
しかし日本は憲法を一つとして改正することさえできない
憲法改正は絶対にしてはいけないという謎の考えに知らずにしばられている

残念ながら戦後の日本人は
「判断する力」をかなり奪われている
それより怖いことはそのことを理解していない人が多いこと

マスコミ、インターネットの情報に左右されない人が増えている
大谷翔平さんは自分で「考える力」を伸ばしてきた
わたしたちも「判断する力」を伸ばしていきたい

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