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【生きる3/6】ダイエットをしてないのに、がんはやせる!


とろんとろんの筋肉

入院する前は、今より私の体重は7キロ太っていた。みるみる痩せ始めて、あっという間に減っていった。両手で掴めないほどあった太腿が余裕で掴めるようになった。私の感覚では、ぱつんぱつんしていた脂肪や筋肉がとろんとろんとしたものに変化し、使えない状態のものに変化した。
私は自分の体を自分の力で動かすことができなくなり、車いすを使うようになった。

がん悪液質

がんのせいで筋肉が落ちて、動けなくなるような病態を"がん悪液質"という。
がん細胞は、体全体に炎症を起こし、代謝機能を衰えさせる。栄養の利用効率も悪くなる。また、タンパク質の分解を促進させる。つまり、食欲を落とし、エネルギーの備蓄ができないようになる。体重が減り、筋肉も減り、やせが起こる。

食べても食べても太らない。これがダイエットなら大歓迎なのだが、、、
がん細胞が身体の中にある限り、この状態はなくならない。長生きするためには、栄養とリハビリが鍵を握るようだ。

生活の質を保ちながら生きる

生活の質(QOL)を保つ。死を迎えるまで、自分らしく日常生活を送るとは、何を望んでいるのか。車いすを使うようになって、ますます不便を感じる。介護タクシーでどこかへ移動することはできるが、行きたいお店は、車いすで対応できるのかなど問題は山積みである。


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