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「年賀状じまい」は、してもいいし、しなくてもいい話。
来週の月曜日、1月20日、年賀状お年玉の抽選日がある。
今まで、3等の「お年玉切手シート」しか、当たったことがないのだが、宝くじを買わない私は、宝くじの疑似体験のようで、毎年、ひそかに、楽しみにしている。
ちなみに、近年、「年賀状じまい」をする人が増えており、元日の年賀郵便配達数は、わずか3年で半分以上減ったようである。
昨年の10月の郵便料金の値上がりと「年賀状じまい」の方が増えているためか、今年の年賀郵便物数(速報値)は、去年よりも34%減ったとのこと。
実際、私自身も一昨年辺りから、徐々に年賀状じまいの連絡を送ったり、もらったりしている。
そのため、2022年まで、50枚送っていた年賀状は、今年、30枚にまで減った。
今まで、毎年送っているから、送らなければならないと思っていた人もいたが、今年は、本当に書きたい人だけに書くことになったのもあり、いつもなら、年賀状を書くのに、数日かかっていたのに、今年は、1時間程度で書けた。
1月15日、今年届いたものを一つ一つ読みながら、年賀状ファイルに収納していたら、「年賀状じまい」の葉書が、また、数枚あった。
そのうちの1枚を書いた人からは、別途、LINEもきた。
私の年賀状を見て、「お子さん、大きくなったね。しかも笑顔があなたにそっくり!」って。
そのあと、「時代の流れにのって、年賀状じまいしてみたけれど、やっぱり、こうやって、写真を見たりする楽しみがなくなるのは、寂しいね」って。
なんだろう、いつの間にか、「周りがやめるから、やめる。」「送ったら、負担になってしまうのではないか?」って考えてやめるというのは、本来の手紙の形ではない気がするって思った。
だから、私は、その友達に言った。
「年賀状の方がよければ、また、送ってもらってもいいし、こちらから送るだけっていうのでも良ければ、毎年送るね。返事は不要だよ。」って。
そしたら、急に冷たい風が、部屋の中に入ってきて、次女の声が響いた。
「ただいま〜!」
学校から帰って来て、タッタッタッと私の方に来て言った。
「お母さん!友だちから、これ、もらった!」と嬉しそうに、折り紙で作った封筒に入った1通のお手紙を見せてくれた。
開いてみると、そこには、小1で習った文字を使って、娘に伝えたい想いが書かれた手紙と、UVレジンで、娘が好きな色で作ってくれたというキーホルダーが同封されていた。
その手紙を書いている友だちの姿を思い浮かべて、なんだか、胸があったかくなった。
週5で、学校で会っていても、直接、言えないことを文字にしたためて届ける、それが、手紙の良さなんだな~と気づかされた。
ちなみに、次女に
「お返事書く?」と、聞いたら、
「しないよ!」と、即答。
「なんで?」と聞いたら、
「いつも、大好きと伝えられているから」と言った。
伝えたい想いを伝える事が出来ている場合、
わざわざ、文字で届ける手紙は必要ないんだな。と思った。
無理に、年賀状じまいをしなくとも、また、無理に年賀状を送らなきゃ!と思う必要もなく、「伝えたいことがあるから送る。」
「その方法は、本人の伝えやすいようで、いいのではないかな?」と思った。
ちなみに、滋賀県彦根市のご当地キャラクター「ひこにゃん」には、約1万2,000通もの年賀状が届いたようだ。
ひこにゃんに、年賀状で伝えたいことがある人が、沢山いたんだな〜。
本日も最後まで読んでくださって、誠にありがとうございました。