「キューティーブロンド」 映画の備忘録#2


こんにちは、今回は「キューティーブロンド」という映画を観たので体験談をお伝えします。

この作品のみどころは、なんといっても主人公エルの生き方です。
彼女は、美人で成績も優秀でキャンパスの人気者という、誰もが羨む女性です。

ですが、ブロンドというだけで政治家志望の恋人にあっさりとフラれてしまいます。名家へ嫁ぐことが夢だった彼女にとって、フラれたことは相当なショックだったと思います。

彼は、エルの外見だけを見て判断したのです。

そして、彼を追いかけてハーバード大学へ進学しても、やはり周囲は彼女の外見や話し方だけで、性格や能力を判断する人達ばかりでした。
ですが、仲間はずれにされたり、恥をかいたりしながらも、彼女は常に前向きでした。

やがて、その前向きな努力は周囲の人の考え方を変えていきました。

元カレまでが彼女にプロポーズをしたのです。

エルが元カレのプロポーズをバッサリ断る姿は、本当に爽快で、観ている人の気持ちをスカッとしてくれます。

エルは、どんな相手でも外見で判断したりはしません。
誰に対しても誠実に向き合い、そして相手の辛さや哀しみを理解できる人です。
そして、逆境を跳ね返せるだけの強さを併せ持った女性でもあります。

この映画は、そんなエルの魅力がギュッと濃縮されて詰まっている映画だと思います。
この映画を観て、私は今までの自分を変えたいと思いました。
私は、どらかというとおとなしい方で、言いたいことを我慢するタイプでした。
学生時代も、社会人になっても、頼まれたことをハッキリNOとは言えず、そのために嫌な思いもたくさんしてきました。

自分の生き方は変わらないのだとどこかで諦めてもいました。

でも、エルの生き方に「自分を変えることはできる」と強く思うようになりました。

エルは、底抜けに明るくて、ユーモアもわかる女性です。
そして何よりも、諦めない精神の持ち主です。きっと、彼女のなかには「限界」という言葉はないように感じました。

いつでも最高の自分を目指す。そして、そのための努力だったら惜しまない。
それが、彼女の強さではないかと思います。

私は、周囲にNOと言えないのは、きっと嫌われたくないという気持ちが強かったのだと思います。友人や上司に嫌われたらと思うと、ハッキリ自分の気持ちは伝えない方が良いと勝手に判断していたんです。

この映画を観た後に、思いきってNOと相手に伝えました。
相手はかなり驚いていましたし、ムッとした顔もされてしまいました。
ですが、不思議と気持ちは楽になりました。言わないで我慢しているよりは言った方が良い。そのことを、私はこの映画で学びました。
また、この映画を観て、どんなことに対しても諦めないという気持ちが強くなりました。

それまでは、ちょっとうまくいかないことがあるとすぐに落ち込んでしまい、なかなか立ち直れなかったのです。
ですが、エルの何度も逆境を跳ねのける姿に、「人生は、何度だってやり直すことができる」という言葉が自然と出てきました。

何度転んだって、もう一度立ち上がればいいと思えたら、小さな失敗やミスで落ち込むのはもったいないと思うようになりました。

落ち込む暇があったなら、次の目標を目指せばいいのです。

エルは、元カレを見返したい一心で猛勉強をして、ついには弁護士になるという夢をつかみました。

その姿に、大きな勇気と希望をもらいました。

一歩を踏み出すという言葉は、とても簡単に使えて、でも実際に行動にするとなると、とても難しいです。
ですが、勇気を出して踏み出した1歩というのは、実はとても簡単なことなのだとこの映画は教えてくれているのだと思います。

エルのように、恐れずに一歩を踏み出せば劇的に人生を変えることができるのです。

たった1つのキッカケで人生は大きく変わる。

そして、そのキッカケは毎日の生活のなかにあるのだということもわかりました。

この映画の魅力は、元カレをフッたエルが一人前の弁護士として成長する姿が描かれていることです。
彼女は、周囲の偏見など気にしてはいません。

事件で真犯人を解明した彼女は、周囲も驚くほどの輝きを放っていました。
一流の弁護士事務所に就職。
新しい恋人もできて、まさに成功への第一歩を踏み出したのです。

なのでこの映画は、現在、夢に向かって進むことに不安を感じているという人。
または、挫折したままなかなか立ち直れないという人には、是非観て欲しいです。
諦めることは簡単だけど、実は諦めないことも簡単なのです。
大切なのは、目標を決めたら恐れずに突き進むことです。失敗は誰にでもつきものです。

ですが、失敗を恐れては、なにも始めることはできません。

そして、もし外見で人を判断するような人がいたら、その人にも観て欲しいです。

人の考え方や性格は、見た目で判断できるものではありません。

ただ外見だけを見て、その人の人柄を決定付けるのは、とても早まったことなのです。
1度でもいいから、その人と向き合いきちんと会話を交わすことができたなら、きっとその人の内面がわかってくるでしょう。

この映画をキッカケとして、ものの考え方が変われば、人生はもっとハッピーになるのにと思いました。

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