人間はなぜ宗教を持つに至ったのか?
人間はなぜ宗教を持つに至ったのか?
※大愚和尚の仮説と独自の見解と解釈が含まれます。
世界は今80億くらいの人がいます。
そして世界は今何カ国くらいあるのでしょうか?
色々な人種もあれば、民族という分類の仕方もあります。世界中見てみると本当に色々な人達がいます。
全ての国、民族において、
(本人が深く意識してるかどうかは別として)
ルーツにおいて「宗教」というものを持っていました。
昨年(9年前)、世界で最も影響力を世界に与えた人として海外の雑誌で発表された時のナンバーワンは誰だと思いますか?
それは
ローマ法王です。
世界12億いると言われているキリスト教徒たちにとってローマ法王の発するメッセージはとても大きいものとなりました。
人間は宗教によって戦争も起きるし混乱も起きています。ジョレノンが歌った曲の中に
「世界から宗教なんて無くなればいいのにそうすれば戦争もなくなる」
そのようなことを歌った曲がありました。
裏を返せば、
何故それだけ戦争の発端にもなり、
人々のぶつかり合いの発端にもなり、
経済にも影響を与え、
なぜそのような宗教が世界にあり、どこの民族も持っているのか?
なぜ宗教を持つに至ったのか?
ここで私は考てみました。
脳の発達
これが理由だと思っています。
脳の発達の過程の中で「生きていくベーシックニーズ」をさらに発展させて行き、その最終進化系が「宗教」であると考えます。
【食欲・性欲・睡眠欲】
生きていくために欠かせないものは「欲望」になっているんです。この根本的な欲求があり、その欲求によって気持ちよさや快感があるから、私たちは生きているし、生まれてきたんです。
人間はさらに脳を発達させ、基本的な欲求を「ただ満たす」だけでは無い性質を手に入れました。
もっと美味しいものが食べたい
もっと美しく飾りたい
もっとバリエーションにとんだ食材
それらがどうなったか?
「文化」になりました。
人間以外の生き物に立ちしても愛情を注いで行ったり、自分以外のものに対しても思いやりを持ったり、素晴らしい「感情」もてに入れました。
同時にプラスの感情だけでなく、マイナスの感情も生んでしまいました。
「私が先に見つけたのに奪いやがって」
「この人が好き!手に入れたい!」
「もっといいものをもっともっといいものを」
108の煩悩、妬み、恨み、嫉妬、怒り…
遂には同じ種族どうしで殺し合いをするという、地球上で唯一の動物になってしまったんです。
この脳の暴走を食い止めるために人類が解決策として生み出したものは何か?
「宗教」です。
「自分の欲とのバランスを保ちながら世界中の生きとし生けるものが平和に幸せに共に手を取りあって調和して生きていくことが出来る世界を目指そうとしたんです。」
「宗教」は人間が脳を進化させ最終的に用いた産物だ。と私は理解しています。
脳を進化させ、文化が生まれ、プラスの感情と同時にマイナスの感情が生まれた。
このマイナスの感情がプラスの感情に勝ってしまった時、人の命を奪ってでも「自分がいい思いをしたい」という誘惑に負け、遂には、殺し合いをするというようなことになってしまった。
でも人間はそこで終わらなかった。
同じ種族同士
同じ人間同士
同じ生き物同士
殺し合いをし奪い合いをしていると、遂には自分自身も破壊に導いてしまう。その暴走を止めるために、「宗教」が人間自身によって生み出された。
独自の見解も混ざっていますが、このような視点で見てみると色々なことに納得がいくと思います
自身の宗教観や、ひとつの指針にして頂ければと思います🙏
「大愚和尚の一問一答」(Youtubeチャンネル)を毎日非公式で紹介しています。 【70日目】よかったらフォローしてみてください