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避難シュミレーションゲームを体験!

共通カリキュラム「まつやま学」にて松山市 防災危機管理部 市民防災安全課の方のお越しいただき、防災ゲーム「風水害24」を体験しました。

「まつやま学」とは、私たちの住む松山市を多面的に学び、社会課題を考える授業です。

授業の到達目標
地域の社会・経済・暮らしなどについて基礎理解を深め、地方公共団体や民間の取り組み例などを通して、地域課題を把握する。この授業を通して地域への関心・愛着を養うとともに、地域課題を他人事ではなく“自分事”として捉え、女性として地域社会で生きる基盤を育むことができる。
授業の概要
地方公共団体・民間事業所・大学教員等からのレクチャー
・教員、関係団体から地域の現状や課題についてレクチャー
・それぞれの基本的なビジョンや取り組み例の紹介

松山東雲女子大学・松山東雲短期大学 2024年度 シラバス

12月から5回にわたり、松山市の5つの部署の方々をお招きし、産業や観光など、多岐にわたる取り組みについて学ぶ機会をいただきました。

5回目の授業がこの「まつやまの防災の取り組み」でした。

過去の水害事例

「風水害24」をご存じですか?
松山市では防災教育の一環である市内の小・中・高校生によるジュニア防災リーダークラブの活動などで、「風水害24」を開催しています。

風水害24とは、大規模風水害の接近から直撃・通過までの24時間をリアルに体験することで、風水害発生時に適切な判断や行動するための知識や行動指針を学べるゲーム型プログラムです。

「風水害24」ホームページより

大規模風水害をリアルに体験できるロールプレイングゲームなんですね!
まち全体で死傷者ゼロを目指します。
果たして、冷静な判断をして無事に生還できるのでしょうか?!

ゲームの説明
机に地区が割り当てられています
中央に河川が!
机の上に何やら色々置いてあります
通行止めもあります

ゲームの流れは次のようになります。
10回のターンがあり、1回のターンで次の出来事があります。
❶ 台風情報が入る
❷ アクションを選択
❸ イベント発生
順番にみていきましょう。

❶ 台風情報が入る

ニュース番組で台風情報を知ります。映像が非常にリアルに制作されていて、緊迫感があります。
ターンを追うごとに注意報が警報になり、特別警報になり・・・と警戒レベルも上がっていきます。

ニュース番組が非常にリアル

❷ アクションを選択

「場所を移動する」「地域住民に声をかける」「アイテムをゲットする」などの行動を決めます。
自宅にいる時のみできるアクションとして「家を補強する」「防災グッズを手に入れる」「感染予防グッズを手に入れる」などがあります。
「ハザードマップ」や「情報カード」も手に入れることができます。
たくさんあって何を選択するか迷いますね!

防災グッズをゲット

❸ イベント発生

現在いる場所(机)の黄色の冊子をめくると、各ターンごとにイベントが載っており、その指示に従わねばなりません。
例えば、「降雨で路面状況が悪化 → 自宅にいない人は転倒してしまう → ライフポイントがマイナス10」といった感じです。
避難所で感染症が流行るといった事態が発生することも!こんな時は、「感染予防グッズを持っていれば~」となるわけですね💦

ライフが削られていきます・・・
アイテムをゲットしたり、移動したり・・・
話し合いが大切
河川が氾濫しそうになってからは高台が人気!
ゲーム終了 結果を書き込んでいます
結果はこうでした

残念ながらライフがゼロになってしまった人もいます。
松山市の方がおっしゃるには「ライフポイントが50以上で元気に生還した人数は、東雲の学生さんは割と多めですね」とのこと。

ゲームでありながら、台風の接近や周囲の状況が変化する様子がリアルに感じられて、見ている側もハラハラ・ドキドキしました。

見学していた子ども専攻の助手さんから「しばらく家で情報収集しつつ、防災グッズやハザードマップなどを手に入れ、警戒レベル状況をみて避難所に避難した人々が無事に生還できているのではないか」という考察を聞き、納得!

学生からは
「正確な情報を得て、冷静に判断し、行動を起こすことが大切だとわかりました」や「防災グッズや防災アプリは、明日からでも準備できるので、とりかかりたい」といった感想がありました。

最後に松山市の防災アプリ「マイ・タイムライン」の説明がありました。

近年、雨の降り方が変わってきています。
日頃から自分の住む町の危険箇所を把握し、家族と定期的に避難計画を確認し、もしもの時に迅速に行動できる準備をしておくことが大切ですね。

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