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39歳で格闘技を始めるということ‐1

1試合目

1985年(昭和60年)生まれ39歳。4月になれば40歳を迎える。
そんな僕が”格闘技”を始める。

正確に言うと、ただ”総合格闘技ジム”に通うだけだ。
もっと具体的的に言うと、これからジムに見学に行って、通うかかどうか正式に決める段階である。
だから、「格闘技を始める」という表現は少し大げさかもしれない。

総合格闘技という競技は、凄くハードルが高いことは自覚しつつも、はじめる理由は色々とある。
・運動不足解消
・万一の時に、家族を守れるようになりたい
・新しいことをはじめたい
・話のネタになるようなことをしたい とか色々と。
動機を挙げれば理由はツラツラと色々と適当に言える。
どれも割と嘘ではない。

今、あまり仕事で良い成果が出せていない。
今の職場には居場所が無いと感じ、転職を考えている。
10歳以上も歳が離れている同じ職場の若い子たちは、それぞれに職場での役割を見出し、活躍している。

 そうした子たちと接していると「あぁ…僕はここで何をやっているんだろうか…」という強い劣等感と焦燥感に襲われる。
これまでは虚勢を張ってやり過ごして来たが、もはや限界。若い子たちが活躍するほど、辛くなっていく。

薄っすらと近所に総合格闘技のジムがあることは知っていた
以前にも行ってみようかなと考えたこともある。
それでもやっぱり顔面にパンチを受けるのは怖いし、血気盛んな20代の子たちに交じって練習ををすることに自信出ず、躊躇していた。

年末年始にYouTubeのショート動画で格闘技を見た。
ふと総合格闘技のジムを思い出す。
焦燥感と劣等感を晴らすきっかけに、総合格闘技を始めることを決意した。

ジムの問い合わせフォームに、見学の依頼と思い切って

「39歳で格闘技を始めるのは難しいでしょうか。」
というメッセージを送る。

「年齢は全く関係ございません。ぜひいらしてください。お待ちしております!」
という返信。
このやりとりが、2025年1月4日の午前3時半から午前4時半に行われた。

なんだろうか。この体育会系な返信に凄く前向きになった。
どこまでやれるか、わからないし、顔面を腫らし、怪我をするかもしれない。それでも新しいことに挑戦して、やるだけやってみる。
この経験はきっと今後の人生で無駄にはならないはずだと、自分に言い聞かせる。

そしてこの貴重な経験をせっかくだからnoteに綴り、いつか息子がこれをみ、僕のこの経験を面白がってくれたらいいなと思う。

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