
思い出される記憶たち
リーディングマスター・まさみちです。色々なことを多面的に読み解けるリーディング能力は、過去世の記憶も無尽蔵に読み出すことが出来るものです。けれども、歴史的事実と、リーディングでの事実を一致させるには「空」などの「無」そのものの境地に到達していないと難しいものです。
目撃者の影響を受ける量子力学からしても、リーディングする力であってもそれを読み解く自身の先入観や土台となる経験則の知恵の範囲に縛られていては、「正しく見る」ことさえ困難であるのが真実であったりする。
過去世からの流れを見ていて、一つのサイクルの帰結を感じたので書き記す。
「傲(おご)る平家は久しからず」
という言葉を「平家物語」のアニメ化の情報からふとリーディングするきっかけを得て、読み解いてみた。
なぜ、「傲(おご)ったのか?」ということと、どういうエネルギーが蓄積されたから「源氏に滅ぼされることに至ったのか?」ということだ。
平家の9年余りの繁栄は「欲しいものを欲しいとして何が悪い!」といったニュアンスで説明出来る。
その後の源氏が台頭した武士の時代は実に現代まで継続しており「みんなのために戦う!」といったニュアンスで説明出来る。
平家が傲(おご)ることで、平家は「威嚇する力」で押さえつけた(力が溜まった)。
その抑圧で源氏は「全て滅べばいい!!」という感覚が湧き上がり、その勢いで平家を滅ぼしたようだ(反発のエネルギーが暴発して世界をひっくり返した)。
平家と源氏の興亡が力の流れで起きるなら、平家が興された前はどうだったの? って疑問が湧く。
平家の前の公家の世界は「現状維持しかしない」という圧で征服していたようで、決まり事の範疇で足の引っ張り合いや騙し合いの世界が繰り広げていたようだ。「黙って何もせずしたがっていればいい力」を与え続けて溜めたものだから、平家に「乗っ取ってやる力」という反発感覚が湧き上がり、その勢いで公家を丸め込んで平家一門で牛耳ることが出来たようだ。
公家の世界を読み解くと、どうして「現状維持しかない」という変化を極端に恐れ、改善しない改革しない世界を創り上げてしまい、仏教なども地に墜ちるだけ墜ちているようなところまでに至ったかが気になる。
だから読んでみた。
公家の世界の前の時代を見ると「愛する力を有する強力な者が世を統べなさい」という力を読み取れたりする。これは空海が広めた世界だ。
あー、なるほど。
この時代の変革が凄まじく、これが継続することにより利権や権力に執着する流れを生み出してしまい、空海の教えにより「悪いものは悪いと言い放つ力」という圧が加わり続け、それがストレスとなり公家の「言われたとおりやっていればいいと惰性の力」が反発となり、空海の世界を覆い尽くして公家の世界となる。それが「現状維持しかしない」という想念に至るとわかる。
なるほど、なるほど。
空海の前の時代は、「上の者が下の者をこき働かせて生活する」ものであり、「何もする気が起こらない力」が蓄積され、空海がもたらす「奮い立つしかない力」により、時代を動かして変革したことが伺い知れる。
空海の前の時代を平安初期とし、「上の者が下の者をこき働かせて生活する」世界に到らせた前の時代はどうだったのかと読み解くと、奈良時代は「誰も信じず自分だけが正しい」という世界だったようだ。これにより「何もさせない力」で押さえつけるから、「私がやる方が優れている力」が働き、覆されて奈良時代が終わる訳だ。
不毛だけど、仕方がない。
時代を動かす集合無意識というものは、そうそうコントロール出来るような代物ではないからね。
奈良時代の前の飛鳥時代は「理で制するもの」という世界だったようだ。理を説いてもわからないものは武力で捻じ伏せていたようですけれどね。これはこれで「刃向かう者には容赦しない力」が溜まり、「同じ目に遭わせてやる力」によって覆され、飛鳥時代は終わり奈良時代に転換する流れのようだ。
ここから日本は古墳時代になるのだが、飛鳥時代の前を読み取ると「国を束ねていかなければならない」という思いを感じられる。しかし、この思いは「他に方法はない口答えさせない力」が溜まり、「立証して見せてやる力」により覆され、飛鳥時代の到来になるようだ。
これ以前の時代を見ると「国は民一人ひとりの集合体で出来ている」という思いが読み取れる。これが神武天皇が為し得た時代のことだ。これも時代と共に「時代と共に衰えていく力」が溜まり、「腐敗する力」によって古い体制を排除して利権や権力で民を統治する世界が始まったようだ。
まとめよう。
①神武天皇「国は民一人ひとりの集合体で出来ている」
②古墳時代「国を束ねていかなければならない」
③飛鳥時代「理で制するもの」
④奈良時代「誰も信じず自分だけが正しい」
⑤平安初期「上の者が下の者をこき働かせて生活する」
⑥空海時代「愛する力を有する強力な者が世を統べなさい」
⑦公家時代「現状維持しかない」
⑧平家時代「欲しいものを欲しいとして何が悪い!」
⑨源氏以降「みんなのために戦う!」
とある。この源氏以降の「みんなのために戦う!」は今の現代にも息づいている。
それにより、「自分を犠牲にして人に尽くすべき力」が溜まることで、抑圧されたエネルギーが反発を迎えようとしている。
その反発のエネルギーが「私もあなたもみんなも誰もが幸せになればいい力」がある。
このエネルギーにより自己犠牲概念が覆され、新しい時代として①〜⑨が統合された世界である⑩「民一人ひとりが国となり、その集合体が人である」となることで愛の世界が実現できると読み解けたりする。
ここから、その愛の世界の転換が始まる。
それは「誰かが起こす」のではなく、誰でもない見えないみんなの力が自然発生的に同時に起きていき、気づいたら「そうなっている世界」が始まる筈だ。
全ての人たちが繋がり合い、愛の共振現象がここから始まるから、それは間違いなく訪れる。
安心して生きたらいい。
もう愛の世界に辿り着いているのだから!!
ハピネス公式LINEに登録してください。
友だちになりましょう!
Facebookから友人申請をお待ちしております。
いいなと思ったら応援しよう!
