人生を決定づけるブリーフシステムの力
気功とは、共感覚による内部表現の書き換え。
内部表現とは、脳と心の総称であり、要はあなたが認識している世界のことを言います。
もっと言えば、あなたが認識している世界は、全てあなたの脳が作り出したもの、というのが現代の科学の常識です。
1)内部表現とは
外部から同じ情報を入力されたとしても、人それぞれ脳の処理の仕方は異なるので、内部表現もまた異なります。
俗にいう個性とは、脳の情報の処理の仕方の違いを指します。
例えば、花を見た時に、「赤くて綺麗な花だなぁ」と思う人と「この花の名前はアマリリスだな」と思う人では、見ている世界はまるで異なりますよね。
一人一人が固有の内部表現、つまり自分だけの宇宙を持っています。
通信ゲームを例に挙げると、分かりやすいと思います。
通信ゲームでは、どちらも同じゲームを使っていますが、見ている画面は違いますよね。
内部表現も同じで、私たちは物理の世界を共有していますが、その物理世界にどういう意味付けを施すかは、人それぞれ違うのです。
2)ブリーフとは認識のパターン
そして、気功はそれぞれの内部表現を書き換えますよ、と言っても、具体的に何をしているのか分からない人も多いと思います。
内部表現の書き換えとは、脳の情報の処理の仕方を書き替えること。
つまり。
・ブリーフシステムの書き換え。
・ホメオスタシスのフィードバックをずらす。
この二つです。
ブリーフ(信念)とは、その人が持っている思い込み、その人の物事に対する捉え方。
脳科学的には、その人の前頭前野や大脳辺緑系につくりあげられた認識のパターンのことを言います。
例えば、ある人物が子供の頃、スピーチに失敗して皆に笑われた経験をしたとします。
すると、その人の中では「スピーチとは失敗するものだ」という認識のパターン(ブリーフ)が生まれます。
その人は、「スピーチは失敗する」というブリーフで物事を認識しているため、たとえスピーチの機会が回ってきたとしても、絶対に受けようとはしないのです。
失敗すると分かっているものを、わざわざやろうとは思いませんよね。
3)信じたものが現実化する
私たちは、誰一人例外なく、強固な認識のパターンを持っています。
この認識のパターンの集合体が、ブリーフシステム(信念体系)と呼ばれるものです。
世界的なコーチングの大家であるルー・タイスは、「何を達成するかは、ほとんどの場合、何を信じるかによって決まる」と述べています。
これは、あなたのブリーフシステムが現実になることを示しています。
つまり、「私は必ず成功できる」というブリーフシステムを持つ人は、実際に成功できます。
逆に言うと、「何をやってもどうせ失敗する」というブリーフシステムを持つ人は、自分の信念の通りに失敗します。
何故なら、ブリーフシステムとは認識のパターンであるので、「私は必ず成功できる」というブリーフシステムを持つ人は、成功するための情報ばかりを認識できるようになるからです。
ポジティブな人間は、ポジティブな情報ばかり認識できるのと同じ理由ですね。
4)両親のブリーフシステムを受け継ぐ
そして、ブリーフシステムとは、外部からの言葉(情報)を受け入れることによって、確立します。
例えば、「この赤い花はアマリリスだよ」と友人に教えて貰い、あなたが「そうなんだぁ」と納得し受け入れることで、「赤い花はアマリリス」という認識のパターンが成立します。
一般的に、子が親に似るのは、子供は親の言葉を100%信じてしまうので、親のブリーフシステムをそのまま受け継いだことが原因です。
しかし、親が必ずしも有益なブリーフシステムを受け継がせてくれるとは限りません。
むしろ社会で成功していく上で、邪魔になるブリーフシステムの方が多いんじゃないでしょうか。
・個人で生きていくのは難しいから、大企業に勤めるのが一番良い。
・夢は叶わないもの。
・私の子供だから、頭はあまり良くないはず。
みたいな言葉を幼い頃から、両親から投げ掛けられたら、嫌でも成功できないブリーフシステムをつくらざるを得ません。
だからこそ、ブリーフシステムは自身のゴールに合わせて、意識的に書き換えていかなければならないのです。
5)ブリーフシステムの書き換え
で、気功では共感覚で、そのブリーフシステムを書き換えます。
認識のパターンをポジティブな方向に書き換えていくのです。
でも、これは誰でもできることです。
同じようなことは誰でもやっています。
例えば、コーヒーは体に悪いと両親に教えられ、紅茶ばかり選んで飲んでいた人がいたとします。
しかし、ある日、その人はコーヒーを飲むと集中力が上がるという知識を知って、紅茶ではなくコーヒーを飲むようになりました。
これも、立派なブリーフシステムの書き換えです。
コーヒーは健康に悪いものではなく、むしろ集中力を底上げできると、知識を入れることによって認識のパターンを変えた訳ですからね。
ブリーフシステムの書き換えとは、単純です。
意識に上げること、それだけです。
何故なら、認識のパターンとは無意識の情報の処理なので、意識に上げない限り中々書き替えることはできません。
でも、一度意識に上げてしまえば、知識を導入したりすることによって、簡単にブリーフシステムを書き替えることができるのです。
そして、気功ヒーラーは、その認識のパターンを実際に、共感覚的に触ることによって、より強烈にブリーフシステムを書き替えることができます。
これは、私の話なのですが、以前、「have to」という言葉を、共感覚的に触って抜き取ったことがあります。
すると、全身が冷えて、歯がカタカタ言うようになったのです。
これは、私の中にある「have to」に生きなければならないというブリーフ(信念)があまりに強固だったことが原因です。
大きな割合を占めていたブリーフが抜き取られ、ブリーフシステムがバランスを崩し、それが身体の反応になって現れたのです。
私は極端な例かもしれませんが、気功を使ったブリーフシステムの書き換えは、これほど強烈なものなのです。
6)終わりに
今回の記事は、ブリーフシステムについての内容ばかりで、ホメオスタシスには一切触れることはできませんでした。
ですが、次の記事では徹底的に、ホメオスタシスについて、私が知っている限りの情報を伝えていこうと思いますので、よろしければスキ・フォローお願いします。
最後までご付き合いくださり、ありがとうございましたー!
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