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逃げたらいいじゃない

年明けて、世間的には仕事始めと言われているが既に無職が確定している。

お医者さんにも引き続き休んで様子を見ていきましょう、と言われているから先のことを考えるとそんな悠長な…とも思うが今は深く考えないようにしている。
なんとかなるだろう、的な。
この仕事を辞めたのも自分のせいではないし。

生活も活動的ではあるが、惰眠を貪ることもある…といってもその空白に飽きてるからもう元気は元気だし、最近はその惰眠すらも少なくなってきている…用事が皆無で寒いと寝ちゃうけど、そのくらい。

昨年最後の診察を受けた際に、退職することにしました、とお医者さんに報告したら

「適応障害は抱えているストレスから逃げることが一番効果があるので、その決断は良いと思います」

部署異動も手段の一つみたい…とにかく逃げたらいい

とお褒めいただいたくらいには、逃げるが勝ちが常道らしい。
部署異動とかで服薬しながら頑張られている方もいらっしゃるようだが、自分はそこまで強くないし、そもそもそれをしたいほどの恩恵やら思い入れのオの字も無い以上現職に縋る意味は無かった。

むしろ、ちゃんと自分にハマるようにやることをやってくれさえしてくれれば、自分も上手くハマれるようにアジャストできていたのだから…会社のせいだよねこれ、と思ってる。
そういった他責思考も逃げのひとつでもある。

でも、それって悪いことなのか?
この逃げは敗走ではなくて、戦略的撤退なら。
五分五分であっても、向こうに非があるなら他責思考でも構わないじゃないか。

大事なものだけ離さなければそれでいい。
自分のデメリットも晒して売り込んだ会社だもの、向こうが歩み寄ってくれなきゃ知らねえよ精神だ。

だから、しんどくなって閉塞してしまった結果命を絶とうとするような考えは辞めてほしいと思えるようになった。
周りを見れるようになったのもまた回復か。
本当にしんどい人に「そんな考えは辞めてくれ」と言っても周りは見えていない。

周りの見えるうちに気付いて欲しいけれども…

そんな訳にもいかず、報道されていないだけで絶望に身を投げてしまう人がいる。
先述のとおり、仕事を話題にしたのは仕事のストレスが原因で身を投げることを選択したのは約10人に1人の割合だと知ったからだ。

短期離職は甘えかもしれない。
…会社のせいとは言えども、自分がもう少しうまくできる人間なら…と思うこともあるし、世間的に斬り捨ててしまうならば、甘えだろう。
ただ、こうして倒れたからこそ、どうにかならなかったら逃げることも必要だと知れた。

周りが見れないほど辛いなら、逃げろ。

そんな考えがもっと広まってほしいと思う。
狭いと感じることもある世界だが、案外広い。



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清水青庸
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