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趣味はボウリングです

と履歴書に書き始めたのは就職活動の頃からだ。

就職活動を終えたのは越年を免れたが、その専門学校に進学を決めたのは越年していたし、進路が決まるまでに長く待たされがちな人生の憂さを晴らしてくれるのにボウリングはうってつけだった。

ラウンドワンが「マイシューズとマイボールが安くなる!」なんてキャンペーンをやっていて(今もやっている)、それがきっかけだった。
それ以前にボウリング、といえば友達とたま~に行くくらい、それと自治会の催しとしてやっていたくらいで素人同然だったが、ボウリング場のあの解放感とストライクサウンドが好きだった。

街のはずれにあった古びた地元のボウリング場ではなかったが、ラウンドワンならリーズナブルに投げ放題もできて、自分だけの道具も安く手に入れられる。
昔ならそこまでやるお金も無かったが、専門学校時代はバイトをかけもちしていてそれなりの収入はあったから丁度良かったのかもしれない。

ただ、根本が運動神経悪い芸人の自分。
マイボールを手にしてからはマシになったが、持つ前はアベレージ50くらいだった。
…もはやアベレージにしていい数値じゃない。
マイボールを持つにはもう少し上手くなってから…!が通説らしいが、なんでもカタチから入りたがる自分はそんな通説をフルシカトして始まった。

ただ、そんな自分でも回数をこなせば上手くはなった。
今ではアベレージは最初の3倍、ハイスコアは230。
まぁ、200オーバーは最近出ていないので詐称しているようなものだし、マイボーラーにしては寂しい数字ではあるのだが、かなりの進歩だ。
ラウンドワンの会員証も何年か連続でプラチナだったことがあるくらいには通い詰めていたのも懐かしい話…
今はそこまで行ってない、というか行けてないのかどちらが正しいのかは変わってくるけれど、それでもシルバー会員を維持できるほどには行っていて、定期的に憂さを晴らすように10ゲーム近く投げている。

ボウリングはメンタルスポーツだ。
ストライクコースに投げたり、勢いだったりといったフォームメカニック的なことは必要だが…それを再現性高く維持できるか、ミスしてしまっても取り返せるのか、みたいな主たることはメンタルに活きてくると思う。
…よっわいメンタルでどこまで活きているのかはそこそこの数字に現れているのか、そうでないのかは判別としないけれども、以前より聞けることが高まったストライクサウンドやらピンアクションがゴキゲンな時は気分爽快。

これからも趣味はボウリングです、と書き続けられるように付き合う。

最後ですが…

ボーリングじゃなくてボウリングです、地質検査じゃねえんだからって。

は?



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清水青庸
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