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古民家や山は資産とは限らない

田舎の古民家や山、
畑や田んぼは資産だと思っていますか?

高齢で田舎移住を考える人は、
ぜひ慎重に移住計画と家や土地の購入を
検討して欲しいです。

田舎移住する人にとって
古民家や山、畑や田んぼはとても魅力的で
買ってでも手に入れたいと思う資産です。

でも、田舎に興味のない人にはどうでしょう??

田舎には興味がなく、
都会で暮らしたい人にとっては
負の遺産であるということを
理解しておく必要があります。

はっきり言うと、いらない物。
ゴミと一緒です。

もっと言うなら、手入れは必要な上に
固定資産税のかかるゴミです。
最悪ですよね。

冷静に見れば売れない古い家と売れない荒れた土地

まさに、タイトルの通りそのままです。
好きな人にはとても魅力的でも
冷静に考えれば田舎の古い家と放置された土地
ということです。

公平な目で見れば、これが現実ですよ。

住み心地は悪く手入れの必要な家と
使わなくても草刈りの必要な荒れた土地です。

そして、アクセスは悪く売っても二束三文で、
手続きの費用でプラスマイナス0というのはよく聞く話です。

よく考えましょう。

だから、放置されて空家や非耕作地として
各地に残っているのです。

いいことばかりのメディアに騙されない

田舎生活がよくメディアで取り上げられ、
いいことばかりが強調されて、
それを鵜呑みにして移住して失敗。
というのはよくある話で、
勢いで古民家や山を買って後悔することはよくあります。

最近のキャンプブームも少し問題です。
山を安易に買う人が増えていますから。

好きな人にすればとても魅力的ですが、
それはほんの一部のマニアに重宝されているだけ
のような状況で、ブームが過ぎて、
冷静に社会的な資産価値を見られると
不動産屋も手をつけないような価値のない物件
という可能性もあります。

なんとなく田舎に住みたいということで、
勢いで古民家や家を買ったはいいが
売ることもできず管理の責任だけが残る。

そして、その負の遺産を後世に残すことになる
というのも、よくある話です。

田舎の古民家や土地は借金と同じ

興味のない人にとって、田舎の家や土地は借金と同じです。
もし、あなたが高齢になって体調を崩し、
家のメンテナンスもできない、
土地の草刈りもできないとなったら、
誰がその管理をしますか?

あなたの世話をする、子供や孫にその管理の責任がかかります。
田舎に興味がない子供や孫にすれば、
遠方のアクセスの悪い、
売ることもできない家と土地は、
ただただ管理責任と固定資産税の発生するゴミと同じです。

まとめ

悪いことばかり書いてますが、誤解のないよう弁明すると、
僕自身はとても田舎も古民家も山も田畑も好きです。

だからと言って安易に購入したりはしません!

僕の親も負の遺産を残さないようにと、
必要以上の田畑は早々に売却しました。
手続きの手間ばかりかかって、売却利益は
ほとんど手元には残りませんでした。

それでも、冷静に考えると毎年の固定資産税と、
日常的な草刈りの手間を考慮すると
お金だけではないプラスの要素があります。

僕自身も専業農家になるわけでもなく、
親と相談した結果売却することに賛成しました。

田舎移住したいという僕でさえ、すでにある親の資産を売却するのです。
これから、移住する人は買うということは冷静に考えて欲しいです。

シンプルに借りるという方法もありますので。
この記事が田舎移住に憧れる方のお役に立てれば幸いです。

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いなかラボ
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