【書評】15秒でツカみ90秒でオトすアサーティブ交渉術
8冊目!!
【読んだ本】
大串 亜由美著作「15秒でツカみ90秒でオトすアサーティブ交渉術」
【読んだ目的・経緯】
これまた積ん読になってしまっていた本です。
購入時は自己主張とかも苦手な部類で、「例え自分がスキなものでも、周囲の空気を変に読んで他人に譲ってしまう」ような状況が続いていたので、購入しました。
だけど、第2章くらいまで読んで、挫折していた本。。。
そんな苦い経験を乗り越えて、目的を明確に持って読んだら、挫折することなく読めました!
「購入時は」ということで、今は比較的アサーティブ(*1)なコミュニケーションができていると思っているので、更に磨きをかける意味でも本書を読みました。
(*1): 自分の考えや意見を率直に表現すること
また、それに私のもとにくるクライアントさんたちは自己主張というものが苦手な人達が多く、自分がどうやって克服していったのかが、言語的に説明・アドバイスができないので、伝えられないので、自分の中で落とし込んで生きたいと思ったので、手に取りました。
(*心底買っておいて良かったと思いました。。。)
【ためになった上位3つ】
①相手の耳にきちんと届いてこそ「主張」。単なる「話上手」ではなく、「聞いてもらい上手」を目指しましょう。(中略)聞いてもらい上手になるにはまず「聞き上手」になること
②謝るのではなく感謝する。相手にとって聞く価値のある話だと言うことをしっかり伝えます。
③クロージングの「ありがとう」は、次の「イエス」のオープニング
【上位の理由】
①
相手の耳にきちんと届いてこそ「主張」。単なる「話上手」ではなく、「聞いてもらい上手」を目指しましょう。(中略)聞いてもらい上手になるにはまず「聞き上手」になること
本音で最初から喋れる人はだれもいないと思います。
誰しもはじめは他の人を警戒しています。
そのことを知らない人と話す時は、どうしても自分のことを考えてしまい、忘れてしまいます。
例えば、
「どう言えば伝わるんだろうか・・・」
「熱心に自分の思いを伝えないと!」
など・・・
確かにこれらのことは、大事です。
しかし、目の前の人のことを思うばかりに、目の前にその人がいません
それを回避するための解決策は、『すべての会話は「きく」ということ』が出発点です。
また、この「きく」という漢字に関して、以下のようなことが書いていました。
・「きく」という漢字には、「聞く」「聴く」「訊く」がある
・「聞く」は、物理的に、自然と耳に入ってくること
・「聴く」は、相手の気持ちや真意に注意を向けて耳を傾けること
・「訊く」は、訊ねる、ということ。上手に質問して相手の真意や気持ちを引き出すこと
なので、目の前の相手に「きいてもらえた!」という感覚が得られるのは、「キチンと聴いて、上手に訊く」こと。
それが真の「傾聴」というという意味なのです。
そして、傾聴ということをしていくと、「相手の実は・・・」が引き出せます。
この「実は」が引き出せると、目の前の人はもうあなたを警戒していません。
あなたの主張も通りやすくなります
②
謝るのではなく感謝する。相手にとって聞く価値のある話だと言うことをしっかり伝えます。
日本人は「すみません」という言葉を多用します。
なぜなら、「すみません」は、謝罪以外にも感謝・恐縮などにも用いらるからです。
例えば、
感謝の気持ちを伝えるときに「ありがとう」の意味を込めて「すみません」と言ったり、
人に話しかけるときに「すみません、○○の件ですが…」などと恐縮の意味を込めて話しかけるときに使ったりします。
このような「すみません」と使うと、人は無意識に「相手は『自分が苦労してやってあげた』感」が出てしまいます。
出てしまうと心理的に「立場が上」になってしまいます。
すると、その話をすべて自分が言う前に「聴く」「聴かない」の選択を100%相手に委ねてしまってしまいます。
感謝されると、相手は心理的に「話を聴く価値のある話だ」と思って、とりあえず話に関心を持ちます。つまり、「聴く」という選択肢が急浮上して、「聴く耳」を持ちます。
そうすると、あなたの主張も通りやすくなります
③
クロージングの「ありがとう」は、次の「イエス」のオープニング
人は返報性の法則があります。
「返報性の法則」とは、相手から受けた好意などに対し「お返し」をしたいと感じる心理のことです。
例えば、友人や同僚にピンチを救われたら、「次は自分が助けてあげたい」と思うでしょう。知らない人のピンチを救ったとしても、お礼がしたくなります。
例えば、私事で申し訳ございませんが、住んでいるマンションの隣人がドアノブに鍵がかかっていたままだったので、付箋を貼ってポストに入れておきました。
数時間後、なんとその方からお礼と共に「高級ないちご」をもらいました。
これも立派な「返報性の法則」です。
つまり
私の「かけっぱなしにしていた鍵をポストに入れておく」という好意が、お隣さんが私に「高級ないちご」を上げるという「お返し」が生まれてきました。
会議の場でも、「ありがとう」と言われた日には、無意識的に「何か返さなきゃ」と思ってしまいます。
もしかしたら、それが自分の提案したことに対して、承諾という形になって現れてくるかもしれません。
【全体の所感】
会社やビジネスでも、どんな場面でも、人間関係の中でも自己主張しないと損と感じる時があります。
しかし、あまりに自己主張し過ぎると、人間関係を壊しています。
だけれども、逆に相手に気遣いをしすぎて、自分ばかりガマンしているとストレスがたってしまう。
相手に気配りしながら、嫌われることなく自分の意見・主張も通すのが、アサーティブ交渉術だと思います。
ワークシートなんかもあって著作者の大串さんの具体例もあり、私はわかりやすく感じました。
このアサーティブな交渉をしていくと自分のビジネスが更に良くなって、周りの人間関係も良くなってきます。
相手に気を配りながら自分の意見を言っているのだから、もし、交渉が上手くいかなかったとしても、嫌われることはありません。
無意識的にアサーティブなコミュニケーションが一部できているとは言え、まだできていない部分ができているので、意識的にやっていきたい
【読み終えて最初の一歩として、いつまでに具体的にどのような行動をするか】
目の前の人に「感謝していくこと」がやはり、キーポイントになっていくな、と感じた。
なので、日々の出来事に「当たり前」という感覚をなくして「感謝」していきたいと思います。
決して無理に感謝する必要はないです。
ただ、「感謝」がキーポイントになってくるとは言え、どうやって感謝していけばいいのでしょうか?
それは、ポイントは2つあって
①「コツは小さなことから扱うことです。」
日常のなかで、引っかかること、少しイラっとすることってありますよね。
普段であれば「まぁ、そんなこともあるよね」とスルーして、気にも留めないぐらいのことを取り上げて、扱ってみます。
大して気にしていないので、物の見方にもとらわれがなく、俯瞰も容易なので、すぐに見つかると思います。
そうやって、デメリットにフォーカスせず、反対にあるメリットを見つけていくと、わりと簡単に感謝できる理由が見つかるはずです。
②「当たり前」に意識を向ける
これは事故にあって障害にあってから、
「当たり前」は「当たり前じゃない」
と私は気が付きました。
一つ一つのことが実はとても価値のあることで、それに気づかず「当たり前」だと思って毎日を過ごしていたんだ、と気づいたんです。
このことは、私たちが手掛けている「食」にも共通することだと思っています。
なぜなら、私たちが「当たり前」のように毎日口にしている食べものは、実はいろんな人の手によって支えられています。
食物を育ててくれている農家さん、魚を取ったり牛を育てる方々、それを運搬してくれている配達業者さん、販売しているスーパーや市場の人びと。さらに、加工品であれば工場で働いている人たち、そして、レストランで調理してくれるシェフ、家で調理してくれるママパパや奥さん旦那さん。
私たちが小さい頃から、「当たり前」のように一日三食を食べて生活できている裏では、実はたくさんの人が関わっている、ということに気づきます。
つまり、この様に私達の一つの「行動」でも細分化していくと様々な人達が関わっていることがわかります。
実はこのことについて、前にも書いているんです
ちょっと読むペースが落ちてきているから、明日は合間に読んでいこう!
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