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【日本初】ついにブランド公式リユースイベント始動、「Re:LIKE(リ・ライク)」の裏側。

2024年3月15日(金)~17日(日)の3日間、東急不動産株式会社とフリースタンダード株式会社の共催にて、第一回となる日本初(※1)のブランド公式リユースセレクトPOP UP『Re:LIKE(以下、リ・ライク)』を開催しました。(リ・ライク公式サイト

『リ・ライク』は代官山駅の目の前に位置する“フォレストゲート代官山”にて開催され、9つのブランド様にご賛同いただき、ブランド公式のリユースアイテムを販売したイベントです。当施設で開催されたイベントでは、過去最大の盛況を見せるかたちで閉幕しました。

フリースタンダードは、なぜこのタイミングでブランド公式のリユースセレクトPOP UPイベントを開催したのか。なぜ、ブランド様や消費者の方にご賛同いただけたのか。当記事は、そんなイベントの具体的な背景について書いていきます。

※1:複数ブランドが合同で商業施設を貸し切りで行った“ブランド公式リユースPOP UPイベント”において(当社調べ)


1:ブランド公式リユースセレクトPOP UP『Re:LIKE(リ・ライク)』とは

込めた思い

服装が春ものに変わりはじめた3月に開催された『リ・ライク』は、“TENOHA代官山”という2階建て施設を一棟貸し切り、数百点にものぼるブランド公式リユースアイテムを展示・販売しました。

「あなたの好きが、未来をつなぐ。」というコンセプトは、お客様が愛した商品をブランド公式のメンテナンスを施し、次の方に届けることで“ものづくりの未来”を担いたいという思いが込められています。

  • イベント名 :Re:LIKE(リ・ライク)~あなたの好きが、未来をつなぐ。~

  • テーマ   :フットウェア

  • 開催日   :2024年3月15日(金)〜17日(日)

  • 開催場所  :“フォレストゲート代官山”内施設『TENOHA代官山』

  • 共催    :東急不動産株式会社

  • 運営    :Free Standard株式会社

  • 参加ブランド:Atlantic stars、G.H.BASS、FABIO RUSCONI、ISLAND SLIPPER、Jalan Sriwijaya、New Balance、Paraboot、PUMA、Valsport(ABC順)

  • 公式サイト :https://freestandard.co.jp/re-like

テーマ「フットウェア」

今回のテーマを「フットウェア」とし、シューズを取り扱う9つのブランド様にご賛同いただきました。

今回の『リ・ライク』は第一回のためまだまだ知名度がありません。そのため、商品カテゴリを絞ることでイベント方針を明確にし、消費者の方々に足を運んでいただき易くすることを狙いました。第二回以降の展開もテーマを設け、「わかりやすいイベント」を目指します。

また、開催場所である“TENOHA代官山”はサーキュラーエコノミーを推進する施設として立ち上がっており、緑溢れる木造建築は「リ・ライク」のコンセプトと非常にマッチしています。統一感ある施設を活かしながらレイアウトを設計し、ブランド様からお預かりした大切な商品を陳列しました。

2:なぜ今、ブランドが公式リユースアイテムを販売するのか

社会から見るリコマース市場

リコマースとは、一度人の手に渡った商品の二次利用など、商品が人から人へ循環する産業を意味します。『製品を長く使うことで、サステナブルな社会に貢献すること』と、『再利用に付加価値をつけることで、経済成長に貢献すること』を目的としています。

近年、日本でもさまざまな企業がリコマース事業に参入しています。2023年には、ユニクロが古着プロジェクトとしてリコマース事業を開始したことは時代変革の大きな兆しではないでしょうか。

「ブランド公式リユース」という市場

日本では、ブランド自身が公式でリユースアイテムを取り扱うケースはまだ少なく、消費者への浸透もこれからです。一方で、日本のリコマース市場は、2010年の1,1兆円から伸び続け、2025年に3.5兆円、2040年には4兆円になると言われています。そのため、フリースタンダードではブランド公式リユースアイテムがスタンダードになる日もそう遠くないと考えています。

消費者、ブランド様の声

「リ・ライク」の期間中、大変多くの方にご来場いただきました。また、ご賛同ブランドの担当者の方はもちろん、様々な企業の方々にもご来場いただけたことは我々として非常に嬉しいことでした。

◆消費者の声
「素敵な取り組みですね!」
「今後も継続されるのですか?また来たいです!」
「ブランド公式ってはじめて見ました。これは安心ですね。」
このような、非常にポジティブなお声を多くいただきました。

◆ブランド様の声
「コンセプトと街が非常にあってますね。」
「レイアウトが非常に素敵です!」
「これなら出展してみたい!」
このようなお声をいただきました。一方で、お客様は来るのかなど疑問の声もいただきました。こちらについては本記事の後編にて触れています。

もちろん課題はあります。1次流通と異なり、供給できるアイテムにばらつきがあります。人気商品は下取りに出されるケースが少ない上に、販売開始後すぐに売れてしまいます。また、シューズであればサイズに偏りがある、といった課題があります。これらは、リコマース事業を行うと必ず見えてくる課題です。

このような課題に対し、フリースタンダードでは「リ・ライク」を起点に、オンラインとリアルの融合、下取りと販売への一貫性を向上させることで、課題と向き合い、新しい“リコマース市場”の創造を計っています。

3:「代官山駅すぐ目の前」で行うPOP UPイベント

代官山に“ハマった”コンセプト

今、代官山駅前は大きく変わりはじめています。高級住宅街として確固たるポジションを築いたのち、2011年に蔦屋書店が完成してカルチャー/アートが根付き、2023年にはフォレストゲート代官山が生まれ、食や環境を軸にサスティナブルな街に変貌を遂げようとしています。

また、フォレストゲート代官山内にある「TENOHA代官山」は、サーキュラーな社会を創造することを目的としています。「リ・ライク」も同じコンセプトを掲げており、立ち上がるべくして立ち上がったイベントと言っても良いのではないでしょうか。

結果から見る「リ・ライク」

歴史の中で、代官山の街全体にサーキュラーな雰囲気が少しずつ醸成されていきました。だからこそ、ブランド公式のリユースアイテムが受け入れられ、結果として多くの方々にご来場いただける結果となりました。

フォレストゲート代官山は、週末3日間で数万人以上が訪れる場所です。そんな立地で行われた「リ・ライク」は、商品の販売機会としてはもちろんですが、サスティナブル活動の発信の場として価値あるものとなりました。

4:オンラインとリアルで培ったノウハウが、リコマースを導く

リコマースイベントから新しい循環を

フリースタンダードは、ブランド公式のリユースPOP UPイベントに大きな可能性を感じています。特に「オンラインとリアルの新しい循環」です。

一般的な1次流通の販売イベントは、消費者にアイテムを見てもらって購入いただくというもの。しかし、リユースアイテムでは、販売だけではなく下取りというプロセスが発生するため、購入だけではなく下取り意思のある方へもアプローチができます。

また、今後はイベントでの展示商品をオンラインサイトでも購入ができるように拡張していきます。イベントで購入を迷ったお客様が後から購入することができ、さらにオンラインサイトが商品の下取り窓口にもなる仕組みを開発しています。

「リ・ライク」はイベント名ではなく循環の起点

「リ・ライク」はイベントの名前ではありません。ブランド公式のリユースアイテムを循環させるリコマースプロジェクト全体の総称です。今回、代官山で行ったイベントを起点に、オンラインサイトへの展開、下取りシステムの拡張、サーキュラー思想の拡散など、循環型社会の創造に必要なエッセンスを組み上げていきます。

そのため、イベントの第二回目の開催はもちろん、システムを拡張していきながら、様々なブランド様とリコマース事業を真摯に取り組んでいきます。

おわりに、「リコマース元年」

「リ・ライク」の背景や今後の展開はいかがでしたでしょうか。
フリースタンダードでは、2024年を日本の「リコマース元年」と位置付けています。今年を起点に多くの企業が参入し、様々なケースの事例が出てくることで市場全体が盛り上がっていくことはほぼ間違いありません。

拡大する市場にいち早く参入し、東急不動産様と「リ・ライク」を共催できたことは大きな価値があります。今後も、業界のリーダーとして市場を盛り上げていくべく、リコマースの様々な事例を創出していきます。

「リ・ライク」は定期的なイベントとして、「キッズ」「プレミアムファッション」「スポーツ」「アウトドア」など各回テーマを設けて実施していきます。ご興味のある方には詳細をご案内することも、見学頂くことも可能ですので、お気軽にお申し付け、お問い合わせください。

最後までご拝読いただきありがとうございました。

リコマース元年
フリースタンダード株式会社 リ・ライク担当

◆「リ・ライク」公式サイト:https://freestandard.co.jp/re-like
◆リコマースサービス「リテーラー」:https://freestandard.co.jp/retailor
◆フリースタンダード株式会社:https://freestandard.co.jp/

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