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室町無頼

映画が好きです。

「燃やせ!燃やせ!天下を燃やせ!!」

 私くし、大泉洋サマが大好きでございます。
しかし、こちらの作品は公開前から宣伝の為にあらゆるメディアで制作過程や作品のあらすじをお話する大泉サマが蓮田兵衛(大泉洋)と骨皮道賢(堤真一)との関係性について、海外記者クラブで熱く語っているのを聞いたとき、「なんだ、時代劇のチャンバラか・・・」と少し興味を無くしたものの、バラエティで頑張る大泉サマを見て、また「映画館へ行こう!」と持ち直した作品です。

 結果、「観てよかった!」

 室町時代は足利尊氏が京都に幕府を開いた時代で、飢饉が訪れ、疫病が流行り、幕府からの重い税の取り立てで人々は苦しい日々を送っていた。

 無能な権力者のせいで、もはや無法地帯。暴力こそが法。強い者が正義。

 そんな時代であるならば、剣を磨き、強くなって、兵法者として生きる。そんな若者(長尾謙杜)の成長を描く作品でもある。

 キャストの中に、なにわ男子の長尾くんの名があったのをチラリと頭の隅に思いながら見るも一向に出てくる気配が無く、兵衛に拾われ共に旅をするザンバラ頭の汚いガキが、段々と体を鍛え、身綺麗になるとともに、「この子が長尾くん!?」と驚いた。長尾くんはこの作品でグループから頭1つ出たな〜と思う程、素晴らしい演技と身体能力を観せてくれた。今後も長尾くんに注目したい。

 さて、冒頭のセリフは百姓一揆で、虐げられた百姓たちが目的を果たした末の歓喜の唄の歌詞なのだが、その百姓一揆に参加した人々が凄い数で、それらはもちろん現代で言うエキストラさん達なのだが、「こんなにもエキストラっているんだ〜」と思う程の人数なのだ。その人たち1人1人にボロボロの衣服(衣装)と汚れたメイクを施して、細部にまでこだわって作られた映像が本当に圧巻で、「凄い!」。

 以前大泉サマの著書に『観客動員数というのは公開から1週間の観客の入りをいう』というのを読んだ記憶があり、大泉サマの作品はなるべく1週間以内に!・・・と心掛けてはいるのですが、それでも今回の作品は公開から1週間を過ぎた平日の昼間にも関わらず、劇場内には観覧の方が多くいらっしゃり、この作品の注目度が伺えました。

 洋サマ、次の【かくかくしかじか】は絶対1週間以内に観に行くからね〜!

 【室町無頼】皆さまも劇場で是非❤️


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