超激短小説100「sentimental」
道を挟んで
右と左に飛行機雲
最近よく見る
指で線を描いたような
まだらな雲が
ふわふわと広がる
秋の涼やかな風が
センチメンタルを運んで
飛行機を操縦する豚を
思い出す
どうしてセツナさは
喉に違和感を感じさせるんだろう
雲の様に
薄く、記憶から
消えて行く
道を挟んで
右と左に飛行機雲
最近よく見る
指で線を描いたような
まだらな雲が
ふわふわと広がる
秋の涼やかな風が
センチメンタルを運んで
飛行機を操縦する豚を
思い出す
どうしてセツナさは
喉に違和感を感じさせるんだろう
雲の様に
薄く、記憶から
消えて行く