超激短小説106「home」

お家にカエル
そう言って、ムクッと起き上がり
ウロウロして玄関に向かう
12歳まで周りを驚かせた

寒!と感じ
目が覚めると
階段の下で横になってる
そんな事が何回かあった

家族は奇妙な目をする
自分はこの現象が何故か
面白くて笑い飛ばす
話を聞いても
さっぱり思い出せない
学校の友達にも合宿で
目撃され
本当なんだ、と
恥ずかしさを覚える

それでもやっぱり他人事
起きて会話してる?
そんなの知らんよ

ココではない何処かに
いきたかったのかも

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