ドウシシャのカモメファンは本当にやわらかい風を送ってくれる扇風機。

一昨年の夏。

僕は一度も家でエアコンをつけませんでした。

エアコンをつけようものなら室外機が爆音でキーキー鳴るんですもの。

つけられるわけがありません。

修理に来てもらえばいいものの、これもひとつの経験かと思ってエアコン無しでひと夏を過ごしました。

僕の家にはスピーカーが8個あるんですが、それらに音を流すAVサラウンドレシーバーが尋常ならざる熱をもつという特徴があります。

デスクトップPCがあってそれでTVや映画を観ていたので、それもまた熱源に。

ただでさえ暑いのになおのこと暑くしてどうするんでしょうか。

一応トレーナーだけあって熱中症だけは避けねばならんということで、冷蔵庫のなかには大量のミネラル麦茶、ハッカ油スプレーや風呂上がりに塗るクールボディジェルなどとにかく塩分・水分の補給と清涼感に気をつけました。

結果は地獄でした。

何度夜中に起きたことか。

何度夜中にシャワーを浴びたことか。

おそらく僕以上に秋を喜んだ人もいなかったでしょうね。

秋は食欲の秋でもスポーツの秋でもなく涼しさの秋ですよ。

そして去年の夏。

僕は地獄の部屋から引っ越しており、引越し先の新居にはエアコンが設置されていたので、さすがに今年は涼しい夏を過ごすぞと思っていました。

が、僕の新居のSANYOのエアコンは18℃設定でも生暖かい風しか出せないほど使い古された物でした。

管理会社いわくサービス品なので取り替えるなら自腹でとのこと。

とはいえそこは前年エアコンなしで暮らした僕ですからとくに慌てません。

まあエアコンなしはさすがに嫌なので、まずは扇風機にしてみようじゃないかという考えに至りました。

古くからある扇風機ですがテクノロジーが発展した今、最近の扇風機はスゴイんじゃないかなと。

で、調べに調べまくって買ったのがドウシシャのカモメファン。

調べによると、カモメの羽をヒントに作られたファンで、やわらかく、けど遠くに風が届くとのことでした。

深夜でしたがヨドバシカメラが24時間受け取り可能だったので歩いて買いに行きましたよ。

汗だくになって家に帰ってさっそくコンセントに電源を挿すとまず最初の驚き。

鳴くんですよ。

カモメが。

最近の扇風機は鳴くんですね。

コンセントを挿すと鳴いて、電源を入れても鳴いて、電源を落としても鳴きます。

まあそれは置いといて、扇風機としての実力はたしかなものでした。

本当に風がやわらかい。

自然の風がふと体に触れたときにはどことなく心地よさを感じますが、まさにそれを感じるんです。

それでいて遠くに届くし、音も小さいんですよね。

心地よい涼しさを感じますし、睡眠も妨げません。

いやー買ってよかったカモメファン。

今年ももうちょっと暑くなってきたらカモメファンが実力を発揮するでしょうね。

ちなみにですが、カモメファンを買って半月後くらいにエアコンは買い替えました。

さすがにないとツラいですよね。