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診察室の変容の逆説的な理論

こんなひどい目にあいました!!

こんなに、腹が立ってます!!

診察室は、
今日も、普段の生活では口にできない、
本音を表現してくれる場です。

あっちが悪い、
許せない!
思い知らせてやりたい、
気がすまない、

自分が間違っていますか?
わがままですか?
おかしいのですか?


間違ってるかどうかは、どうでもよいです。
正直なお気持ちでしょう。

まずは、そこから。
そんな、ドス黒い自分の気持ちを、
そのままにしてあげる時間。。

ひどい気分です。
最悪な自分です。

そう、体験してる。
意見はいらない。

憎悪や殺意の塊になって、
しんどい、
つらい、
ぜんぶめちゃくちゃにしたい、
、、

そんなおぞましい自分がいること、痛々しすぎて、
人間、本能的に眼をつぶってしまう習性があるらしい。

表現するだけでも、おそろしかったのだろう。
ずっと、奥の方でつっかえていた、
そんな膨大な感情の渦が、吹き出してくる。


その苦しさの経験には、
自分の認知に気づいて、楽に生きるヒントは、
確かにたくさん詰まってる、
けれど、

その前に、
その苦しみが、体験されないまま、
もみ消されようとしている。。

余計な口を挟まないのが、
僕の、せめてもの気遣いのつもり。

そして、
自分をそのままにしてあげるのが、
初めてだったみたいに、

診察室を出る時には、
ほっと、安堵の表情を見せられている。

。。。
診察室では、ここぞとばかりに、
苦しみから解放される考えや方法論を、
教えてもらおう、伝えよう、となるけど、

そんな下心が邪魔してることが多い気がした。
どうしたらいいかを手放して、なんかしないほうが、
ライブな感情解放セッションになるなぁ。

と、思い知らされる日々なのでした。

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