デジタル的な社会暮らし
兎角にこの世は住みにくい。
これは夏目漱石「草枕」の一文で、
以前、自分の意見が通らない時とか心で呟いていました。
さて、
デジタル的な社会とは実に便利なようで便利ではく、
まるで分からない事だらけで、もっと誰でも解るようにして欲しいと、ずーと言いたくなりますから。
しかし、少し冷静になり、
デジタル的な社会が一体何か悪いことをしたのでしょうか?と我に返ってみると、
ほとんどの人はその恩恵にあやかって大いに人生を謳歌している様子のようですから。
以前はパソコン、インターネット、メールに苦戦しながらも覚え、
だいぶ理解した頃には、
今度は、iPhone、アプリ、4Gと…
働き方もテレワークなど、たまにしか会社に行かなくても良い時代になり、
こうして気が合わない同僚や目くじらを立てた上司と顔を合わせる機会も減り、
既にデジタル技術の恩恵がないと人も社会も会社も、もはや完敗でありますから、
例えば、
昔から人はパソコンに完敗でした。
今も人は家庭用ルーターに完敗で、
職場にあるサーバーに人は相手にもされなかったりしましたから、
ここ最近では、
クラウド、ビックデータ、AI、IOTと、
クラウドは雲、
ビックデータは大きいデータ、
AI には仕事を取られ、
IoTは外からエアコンの電源が入れられる奴と、
一応、全部正解なのですが、
これからも人は完敗ですから。
とは言え、
完敗でも、
何とかなるのが人なので、
これも要らぬ心配な一つなのかもしれません。
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