堀菜保子

新卒からは6年間、NHKで「人権」と「スポーツ」を軸に、取材・制作・発信をしてきました…

堀菜保子

新卒からは6年間、NHKで「人権」と「スポーツ」を軸に、取材・制作・発信をしてきました。現在は民間のシンクタンクに所属。

最近の記事

ルーツに誇りをもって

【NHK取材アーカイブ】 2020年12月21日(日)公開記事アーカイブ ことし4月、アイヌ文化のツアーを手がける会社を起業し、自らガイドを務める男性がいます。 米澤諒(よねざわ・りょう)さん(27)。 北海道出身の父とソマリア人の母のあいだに生まれ、19歳のとき、アイヌにもルーツがあると知りました。 「自分は何者なのか?」。 悩み抜いた末にたどりついたのがガイドという仕事でした。 言葉にこめる思いとは。 (取材 札幌放送局アナウンサー 堀菜保子) 〈アイヌ文化を伝える

    • ”一緒に歩んでくれる仲間は必須なので”  ~パラ陸上 マラソン 道下美里選手~

      【NHK取材アーカイブ】 東京パラリンピックの陸上マラソン視覚障害のクラスで悲願の金メダルを獲得した、道下美里選手。 何度か取材し話を聞かせていただいた、大好きな選手です。 東京パラリンピックから1年というタイミングの、2022年8月に合わせて話を聞いた時の記事です。 たくさん変化は感じているそうですが、中でも大きなものは、 ともに走る伴走者・ガイドランナーの待遇が変わったこと。 所属が一緒の1人のガイドランナーは、2022年4月から、 道下選手と同じ「アスリート」と

      • 「挑戦、楽しいです」~”レジェンド” 国枝慎吾さんインタビュー~

        【NHK取材アーカイブ】 「自分、相手、そして、社会との戦い」 3つの戦いをしてきた現役生活だと振り返るのは、 車いすテニスの国枝慎吾選手。 東京パラリンピックで生でそのプレーを見て、 その力強さ、かっこよさにただただ圧倒され”大ファン”でした。 と同時に、コロナ禍の東京パラ前、 「パラリンピックを盛り上げようという空気感に違和感を感じている」との 言葉も発し、その真意は何なのか、ずっと気になっていました。 現役引退を発表した国枝選手にどうしてもインタビューをしたい!!と

        • ”東京パラリンピックは社会を変えるチャンス” ~水の女王 競泳 成田真由美選手インタビュー~

          【NHK取材アーカイブ】 1996年のアトランタパラリンピックから、2021年の東京パラリンピックまで パラリンピックに6大会出場し、15個の金メダルを獲得し、”水の女王”とも呼ばれる、競泳の成田真由美選手。 一時は競技の第一線から退いたものの、招致からかかわった東京パラリンピックの開催決定を機に競技に復帰。 大会組織委員会の理事として街のバリアフリー環境の整備などにも尽力してきました。 東京パラリンピックの際の成田選手へのインタビューです。 (記者と共同で取材しました

        ルーツに誇りをもって

        • ”一緒に歩んでくれる仲間は必須なので”  ~パラ陸上 マラソン 道下美里選手~

        • 「挑戦、楽しいです」~”レジェンド” 国枝慎吾さんインタビュー~

        • ”東京パラリンピックは社会を変えるチャンス” ~水の女王 競泳 成田真由美選手インタビュー~

          デフリンピックを知ってほしい ~日本で初めてプロになったデフアスリートの挑戦~

          2025年に東京で開催される聴覚に障がいのある人のスポーツの祭典、デフリンピック。 去年2022年には、ブラジルで夏季大会が開催されました。 その大会にも出場した、陸上の髙田裕士選手。 日本で初めてプロのデフアスリートとなった髙田選手に、 デフリンピックへの思いを聞いた記事です。

          デフリンピックを知ってほしい ~日本で初めてプロになったデフアスリートの挑戦~

          これが”私たちのダンス” ろう学校ダンス部の誇りをかけた挑戦

          【NHK取材アーカイブ】 「ダンスは音に合わせてするもの」 これまでの固定概念に私自身どれほどしばられていたか。 「私が知っている世界は、”聴者の私”が知っているものにしか過ぎないんだ」 ・・・大きな大きな気づきを得た、ろう学校ダンス部の取材です。

          これが”私たちのダンス” ろう学校ダンス部の誇りをかけた挑戦

          スポーツと性暴力。その実態と対策は

          【NHK取材アーカイブ】 楽しいはずのスポーツで、子どもが被害にあっているかもしれない、と想像したことはありますか? スポーツ界で起きる性暴力を長年取材し、様々な角度で暴力の起きない環境づくりを進めている”スポーツライター山田ゆかりさんや、 実態に詳しい、国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の土井香苗さんに話を聞いて書いた記事です。 このNHKのサイト「みんなでプラス」は、皆様が声をあげる場所ともなっています。

          スポーツと性暴力。その実態と対策は

          ”どこまでも上がある”と再認識してモチベーションを得た ~サッカーW杯カタール大会日本代表・権田修一選手②~

          【NHK取材アーカイブ】 前回の記事でも、取材アーカイブした、権田修一選手。 去年躍進を続けたサッカーW杯後にインタビューしたときに放送したものです。 実はインタビューをしたのは、W杯の決勝の日。 決勝の中継のスタジオでゲストに来られた権田選手。私はそのスタジオのMCも務めたのですが、「もう1日でも、もう4日でも、もう8日でも、あのやりがいのある場でサッカーをしていたかった」と漏らす姿が印象的でした。

          ”どこまでも上がある”と再認識してモチベーションを得た ~サッカーW杯カタール大会日本代表・権田修一選手②~

          ”努力は実を結ぶ”~サッカー男子W杯カタール大会 日本代表・権田修一選手~

          【NHK取材アーカイブ】 私が新人時代から2年間赴任したのがNHK佐賀放送局です。 そのとき力を入れて取材していたサッカーJ1サガン鳥栖。 当時の正GKが、権田修一選手でした。 そこからおよそ5年、「おはよう日本」を担当するようになってからも、 毎年、何かあるたびに取材を重ねてきました。 この記事は、2022年サッカー男子W杯のカタール大会、 初戦・ドイツ戦のあとに、これまでの取材をもとに書いた記事です。 ”努力は実を結ぶ” 権田選手をひとことで表すとこの言葉だと取材を

          ”努力は実を結ぶ”~サッカー男子W杯カタール大会 日本代表・権田修一選手~

          「あなたは悪くない。暴力から逃れればあなたらしく生きていけるよって伝えたい」~DV被害者支援を行う山崎菊乃さんインタビュー~ 

          【NHK取材アーカイブ】 2020年12月に放送した、 NHKラジオ深夜便・人権インタビュー「あなたは悪くない」。 自身もDVから逃れ、現在はDV被害者や困窮する女性の支援を行う、 NPO法人女のスペース・おん代表の山崎菊乃さん。 DVを受けていた時は、自身が暴力を受けていることも気づかず、 「自分が悪い」「自分には力がない」と思っていたという山崎さん。 その時の経験を詳細に語ってくださいました。 DV防止法もない時代、命がけで逃げたシェルターで「あなたが受けているのは暴

          「あなたは悪くない。暴力から逃れればあなたらしく生きていけるよって伝えたい」~DV被害者支援を行う山崎菊乃さんインタビュー~ 

          知的障がい者と社会とのつながりを  ~スペシャルオリンピックス~

          【NHKでの取材アーカイブ】 2019年に出会って継続的に取材をしていた、 知的障がいのある人の社会参加の機会を作る「スペシャルオリンピックス」。 NHKNEWS WEB記事(2023年11月2日公開分)→ スポーツを通じて社会とつながる「スペシャルオリンピックス」 | NHK | WEB特集 (記事のアーカイブは下記に掲載) 4年間の取材を通して、 そもそもこの「社会」では、「得意や苦手、ペースが違うひとりひとり」が想定されている場面があまりにも少ないのではないかと感じる

          知的障がい者と社会とのつながりを  ~スペシャルオリンピックス~