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松本のカレーまとめ
松本には美味しいカレー屋さんが沢山あります。皆さんの食べ歩きの参考になればという思いで”訪れたお店”をまとめてみました。ちなみに個人的な趣向でエスニック系を優先して食べ歩いています。掲載できていない店にもいつか行きます。全てのお店が紹介できますように!
はじめに
紹介しているお店について
松本市を中心に、安曇野市や塩尻市などの中信地区のお店をメインにご紹介します。「カレー」と言っても色々ありますが、ここでは誰もがカレー!と言える料理はもちろん、インド料理やネパール料理などのスパイシーな外国料理も合わせて掲載いたします。
ジャンル分けについて
個人的にインドの地域の料理云々という話が好きなので、提供されている料理の地域色を軸にしようと考えていましたが、一つのお店で各地の料理を提供していたり多国籍・無国籍のお店も多いので、お店の「推し」というワードで緩く表現することにしました。(収拾がつかなくなったらなんとかします…)
掲載情報について
掲載したメニューが消えているなど、情報が古くなっている場合があります。正確な情報はお店のSNS、google、食べログ等をご参照ください。最近はSNSを活用して営業情報を発信しているお店も多いので、訪れる際には必ず事前にチェックを。
また、私個人で情報のアップデートができた場合は下記更新履歴に記載いたします。
更新履歴
【2022年6月24日】
初公開
【2022年7月2日】
「カユマニスハラルカフェ」「カリー喫茶ソルト」を追加
【2022年7月18日】
「キッチン モーリ」「カレーと珈琲 Bocca」「民芸レストラン 盛よし」を追加。カテゴリ「色々推しているけれど、カレーも推しているお店」を追加
【2023年2月12日】
カテゴリ「インド・ネパール料理」を追加。
「発酵とスパイス」「CURRY SHOP」「お食事処 高橋」「Emmエミリ」「食べ処飲み処 柳ばし」「陽気茶房 Café Joyous」
「スープカリーのお店MERA」「モイモイ」「ハンジロー」「カフェ・れら」「リトルネパール」「インディアンキッチン」「ナマステカレーハウス」を追加。
「BABAじぃ」「倶利伽羅 」を更新
【2024年5月29日】
数店舗の閉店情報を記載。
【2025年2月10日】
「Red chili」「アプナ デラ ハラールフード&レストラン」を追加。いくつかの閉店情報の記載。表現の修正など。
北インド推しのお店
インドの北方では濃厚な味わいの料理が人気。小麦文化圏であるため、主食にはナンやロティといった小麦のパン類が好まれています。松本にもナン&カレーを主体とするお店がいくつかありますが、ここではここではより地域色のあるお店を紹介します。
Doon食堂 印度山(松本市)
北インドの普段の食事というコンセプトの日本でも貴重な料理店。濃厚なグレイビーはとても味わい深く、全粒粉を使ったパラタやチャパティなどもメニューにあるので試してみたいところ。インドの北方にあるデラドゥーン出身の店主さんは、話好きで熱心なのでファンも多いようです。料理教室が行われたこともあり、師と仰ぐ方もいますね。
南インド推しのお店
米文化圏のインド南方ではさらりと食べられる料理が多くあります。バナナの葉の上に盛られた米と料理を混ぜながら食べる「ミールス」は代表的な定食メニュー。東京などで南インド料理が一時期大ブームになっていても松本にはその流れが来ませんでしたが、今ではお店が選べる程になりましたね。嬉しいことです。
ナマステ(松本市)
松本市街地から西の方、波田の「波田文化センター」に併設されている南インド料理屋さん。現在は昼のみ営業。メニューはベジミールス一本です。
米を中心に周囲に並べられた各種のカレーは、その時に仕入れた材料が活かされた滋味深い仕上がり。スパイスも穏やかで、混ぜることで味が完成していきます。ポンニライスという短粒米を採用しているのも特徴。インドや周辺各国を周られた店主の手腕で現地の味を再現しています。
注文の際に「手で食べます」と伝えればフィンガーボールを出してもらえます。手食にチャレンジしている方も結構見かけますよ。
食べログの住所が間違っているので、正確な情報は以下参照ください。
https://goo.gl/maps/uSHvsu8znfs7G1ZE7
南インドダイニング MANJAL(松本市)
松本の北東に位置する浅間温泉に構えるお店。以前はターメリックという名前の別のお店があった場所です。
南インドのチェンナイ出身の店主による、本格的で多彩な料理が楽しめます。一押しはミールス。見た目華やかなこの一品はそれぞれメリハリがあって単品でも勝負できそうな雰囲気。ドーサやイドゥリなどのティファンメニューも。
南インドダイニングMANJAL@松本でミールスランチ。
— razza (@razzzzza) April 14, 2022
この日の2週類のカレーはチキンと野菜。選べる粉モノはパロタで。ご馳走感ある美味しいノンベジミールスでした。
店主はチェンナイ出身。五人以上の予約でバナナリーフのミールス食べさせられ放題も。これは是非とも狙いたい。 pic.twitter.com/0OoV71DaDS
インド料理店 リスタ(塩尻市)
塩尻駅近くのインド料理屋さん。スタッフは全員インドのコルカタ出身で、若い頃にチェンナイに移られたとのこと。ナン&カレーも人気のようですが、お店としては南インド料理を推しています。
ミールスは王道の構成。空のターリー皿に次々と盛られる様子が目の前で体験できるのはなかなか楽しい。
巨大なタワ(鉄板)で焼き上げられるドーサは圧巻です。
ネパール推しのお店
インドの北東の山岳エリアに位置するネパールでは、インドとは違ったテイストのスパイス料理がいただけます。近隣のチベットの食文化の影響もあります。界隈のインド・ネパール料理店でもいくつかのネパール料理が提供されていますが、ここではネパール料理に主軸を置く専門店を紹介します。
アジアンステーション(松本市)
繩手通りの横丁から少し入った趣のあるエリアに店を構えています。
昼はダルバート、夜は様々なネパール料理でお酒が飲めるお店ですが、まだ夜には行けていません・・・。
ダルバートはダール(豆のスープ)とバート(ごはん)に、カレーや様々な副菜が添えられたネパールの定食です。松本でこれがいただけるのはとても嬉しいこと。
パキスタン推しのお店
アプナ デラ ハラールフード&レストラン(塩尻市)
長野県で本格的なパキスタン料理を提供する初めてのお店だと思います。富山の射水市や埼玉の八潮市などのパキスタン人コミュニティを抱える都市では昔から現地の料理が楽しめていましたが、ついに塩尻にも。ナン+カレーのセットなどの馴染みの料理とは別に、独立してパキスタン料理があります。味もまさに本格的。
塩尻始まってた…
— razza (@razzzzza) November 3, 2024
R19高出交差点近くのMt.Everestは現在パキスタン料理店になっています。
「パキスタンビリアーニ」はドライで強め食感。「ニハリ」は圧巻の骨付き羊肉。香る甘いスパイスに辛味しっかり。パキスタンメニューの他に馴染みのナンカレーメニューも。
APNA DERA@塩尻市 pic.twitter.com/XIZIl36EQp
また来た塩尻。
— razza (@razzzzza) November 7, 2024
「ビンディゴシュト」
野暮ったみがなくビシバシうまい。くたっていないオクラ。鶏のゴシュトは珍しいかも。
「ロティ」
マイダですが多分無発酵。ナーンと並べてみたい。
何を食べても美味しいお店と確信。全メニュー食べてみたいですね。
APNA DERA@塩尻市 pic.twitter.com/7JLlJX5PY6
南アジア全域推しのお店
特定の地域には限定しないものの、インドおよび周辺国の現地色が感じられる様々な料理を提供されているお店をこのカテゴリにしました。お店のカテゴリ分けは難しいですね。
がねいしゃ(松本市)
インド料理を中心に様々なカレーを提供されています。人気店ですね。
複数あるカレーや東南アジア料理の中から、あいがけの二種か単品を選ぶと副菜と共に見た目美しく提供されるスタイル。
華やかなスパイス使いが特徴的で、食中食後の充実感がとても高いお店です。次々とメニューが入れ替わるので目が離せません。
インドカレー屋BABAじぃ(松本市・近郊)
キッチンカーで営業されていたお店が2022年に実店舗をオープン。
長くインドで学ばれた店主による現地テイストの様々な料理が楽しめます。基本はランチタイムの営業、土曜のみ夜営業があります。
北インド系のメニューが多く、タンドールで焼き上げられたナンやロティと相性がよいものが多いです。名物のビリヤニはハイデラバーディスタイルのカッチ式。
ニハリ!最高でした。タワケバブ、ベルプリも。連日の大盛況。BABAじぃ@松本市 pic.twitter.com/aWBhjrFdEc
— razza (@razzzzza) December 29, 2022
BABAじぃ@松本
— razza (@razzzzza) January 19, 2023
ハイデラバーディチキンビリヤニ(通常サイズの1.3倍「フルサイズ」)
生肉から蒸し上がるカッチ式。肉の周りの味の凝縮、香りに満たされたバスマティ、素晴らしい美味しさでした。ライタも付きます。
カレーか、ビリヤニか。今後も多くの人を悩ませそう。 pic.twitter.com/WtXgbhdKTJ
Baccaブルーイング(松本市)
松本駅西口方面で営業されているブルワリー併設のビアバー。自家醸造のいくつものビールが楽しめる人気のお店です。
もう一つの魅力が、土日ランチタイムに提供されるカレープレート。日によって作り手さんが変わり、毎回興味深く個性的です。(私も時々作り手として参加しています)
サムズアップ(松本市)
インドから東南アジアまで、幅広い料理を提供されているお店です。
ランチタイムには毎回興味深い複数のカレーなどが用意されていて、あいがけも可。夜は様々なアジア料理で各国のビールが飲めます。階下の蔵音さんからもオーダーできるようですね。
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サムシングテンダー(松本市)
落ち着いた雰囲気の素敵なお店。カレーはインド各地のものが数種類提供されていて、中でも南インドが多いとのことでした。2種盛り・3種盛りなど、複数から選択できます。穏やかな塩味。彩の良い副菜類。
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メーヤウ(松本市)
松本で長く長く愛されているエスニックカレーの人気店。
単品・2種盛り・4種大皿の「上メー」こと信大前店。バイキング形式で満幅必至な「下メー」こと桐店。そして最近できた駅前店。(昔も一時期駅前店がありましたね)
メーヤウトークは長くなりますので自重しますが、個人的にやはり外せないお店です。
東南アジア推し
松本にはタイを始めとする東南アジアの方も多く在住しています。レストランも多くはありませんが、いくつかあります。
タイ料理と言えばココナツを多用しているイメージがありますが、内陸ではそうでもなくバリエーション豊か。辛味・酸味が効いた刺激的な料理もあれば、穏やかな料理もあって色々です。紹介店は今後増やしていきます。
こーさんのうち(松本市)
※2025年4月から池田町に移転するそうです。2025年3月20日までは予約営業のみ。
松本の北西方面、島内駅の近くにあるとても雰囲気のいいお店です。珍しいカンボジア料理店。
カンボジア人と日本人のご夫婦にて営業されています。現在のメニューは月替わりの一品とカレーの二本柱。ドリンクメニューも色々で、食後に選べるカンボジアのスイーツもまた楽しい。
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プアンタイ料理京子(松本市)
西堀で長く営業されているお店です。アットホームなお店の雰囲気に皆がファンになって帰っていきそう。少なくとも私はその一人。タイ人の方も利用されていますし、現地テイストが思う存分楽しめます。
カユ マニス ハラル カフェ(松本市)
松本ではここだけかと思いますが、マレーシア料理のお店です。
マレーシア人のご夫婦が経営されていて、現地の素晴らしい料理が提供されています。私が頂いたのは「ナシレマッ イカンビリス」。ココナツミルクで炊かれたジャスミン米に、小魚(イカンビリス)等食感の良い具材と「サンバル」という辛口のソースを混ぜていただくマレーシアでも代表的な食事のメニューです。(翌日にも再訪して「ナシチャンプル パダン」を頂いてしまいました。下の写真です。)
基本的に営業日は木金土日。予定を確認して訪問したほうが良いかもしれません。
オリジナル・欧風・日本推しのお店
地域色が強くなく、オリジナリティがあったり、日本で親しまれているスタイルのカレーライスなどはこちらで紹介いたします。個人的にカレーライスはめちゃ好きです。
キッチン南海(松本市)
こちらのお店も相当長いですね。お世話になった方も多いのではないでしょうか。私も高校の頃以来久しぶりです。
唯一の地方の南海。今はなき神保町本店の親族のお店とのことです。今や懐かしいもったりとしたカレーに揚げたてのとんかつ。
カレー以外のメニューも豊富で、お腹が空いたときに究極の幸せを得られそう。
咖喱ヤドリギ(安曇野市)
明科駅から見たら犀川の向こう。静かな住宅地の一角に構えるお店です。
この日3種から選べたカレーのうち筆頭の「ヤドリギカレー」は、繊維がほぐれるまで煮込まれたチキンが美味しい。副菜の彩りも考えられていますね。営業日が限られているので、お店のInstagramを参照しながら予定を立ててみてください。
お店のInstagram
https://www.instagram.com/yadorigi_curry/
キッチン&やど ぶたのしっぽ(安曇野市)
カレー屋さんとして結構な老舗。昔から話題に上るお店でした。スパイス香るシャバシャバした粘度の低いカレー。米とカレーの境界線を見るとわかりますよね。このお店ではカツやコロッケなどがトッピングされたカレーが人気。私は今回素揚げの野菜がたっぷり乗ったカレーを頂きました。
【閉店】カリー・喫茶 ソルト(塩尻市)
(残念ながら2023年3月に閉店となりました)
土日祝に営業されているカレー屋さん。複数種類のカレーが用意されていて、相盛りのメニューもあり。私が頂いたアフガン風チキンカレーとソルトチキンカレーはさらっとフレッシュな雰囲気で、するするとご飯が吸い込まれていきました。他のカレーも気になりますし、カレー以外にもマサラヤキメシ、創作のスパゲッティ、ラーメン。色々と楽しめるお店です。
お店のtwitter
https://twitter.com/goto_novai
キッチン モーリ(松本市)
松本では古くからお馴染みのお店です。過去には上土通りに本店がありました。
創業から60年を超えた今もレシピを変えずに味を守り続けており、小麦粉ベースのルーの優しい雰囲気は今や貴重とも言える存在で、今食べると逆に新鮮な感覚があるかも。これからも長く活躍されることをお祈りします。
カレーと珈琲 Bocca(松本市)
築40〜50年の長屋に構えるレトロな雰囲気のあるこちらのお店、オープンは2019年と意外にも最近。
カレーは3種類あり、それぞれ個性的。2種類の合い盛りがあるのが嬉しい。ビーフカレーは喫茶店で見かけるようなある意味王道スタイル。今ではなかなか見かけない気もします。
カレー以外の食事メニューも喫茶メニューも魅力的です。
発酵とスパイス(松本市)
2022年の年末にオープン。様々な発酵食品を活用したカレーを提供されているお店です。
相盛りやトッピングも可能。想像していたよりも発酵食品が前面に感じられるのにカレーとして成立しており、お見事です。見た目も美しくセンスを感じます。
以前は「発酵食堂Tsumugi」として移動販売を行っていたお店が実店舗をオープンされた形です。
【閉店】CURRY SHOP(松本市)
(残念ながら閉店となりました)
2022年にオープンしたカレー店。ビーフ、ポーク、キーマなど各種のカレー&ライスに、添えられる副菜の数々が印象的です。
細部に渡ってこだわりが感じられ、次は別のカレーも試してみようと思うこと請け合い。店主はこれまで東京の間借りカレー店で活躍されていた方で、「カレー屋まーくん」として知られています。
カレー店の営業は昼のみ。夜はカレーが無く、バースタイルのお店でお酒やタコスなどがいただけます。
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Red chili(松本市)
松本の西堀地区にオープンしたお店。BABAじぃと同じ通り沿い、プアンタイ料理京子のすぐ近く。数種のカレーはどれも個性的で、デリー風のカシミールカレーなどが人気です。夜は様々な多国籍単品料理がお酒と共に楽しめて、居心地がよいです。タコスがとても美味しかったです!
5/16OPENのカレーとスパイス料理のお店へ。チリをフィーチャーしたインドや南米などの各種料理と、カレーが4種。頂いたチキンカレーは濃厚クリーミーで鋭角さもある逸品。他はカシミールチキンレッグ、ポークビンダルー、ココナッツチキンキーマ。飲める店。西堀たけしや横。
— razza (@razzzzza) May 17, 2023
RED CHILI@松本 pic.twitter.com/ZAhb6KFzPj
スープカレー推し
札幌をルーツとして今や全国に定着したスープカレー。松本とその近郊にも数店舗あります。実は普段それほど食べいないのですが、今回のまとめを期に一通り回ってみました。カレーと表現したいお店もあればスープに寄ったお店もあり、とても個性的な印象を受けました。
一般的なカレーライスはカレーと具とライスが混然一体となったものを楽しむ感じですが、スープカレーは「スープを味わう」「具を味わう」「ライスと合わせて味わう」それぞれに独立した楽しみがあり、同じカレーという名前がついていても異なる分野の料理かもしれないと思いました。
【閉店】スパイスと薬膳のお店 倶利伽羅(松本市)
(残念ながら閉店となりました)
浅間にあるスープカレー店。薬膳を全面に押し出しているお店ですね。
このお店のスープカレーは大きな肉と素揚げされた野菜類。それぞれとても美味しそうですが、最近登場した一日5食限定の「ラム肉のココナッツキーマカレー」を頂いたので先にこちらを掲載させていただきます。薬膳という響きからあっさりしたものを想像していましたが、大変に濃厚でコク深い逸品でした。
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【2023/02 追記】
スープカレーも頂いてきました。スープとカレーの中間という印象のあるカレースープ。他店と決定的に違うのがスパイスのロースト香で、とてもよいアクセントになっている印象です。スープの中には大きなラム肉がごろっと。癖もなく食べ応えがあります。
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スープカリーのお店MERA(松本市)
松本市の梓川に2020年にオープンしたスープカレーのお店。安曇野市の味噌ラーメン店の関連だそうです。
スープ寄りのカレーに大きなくたっぷりの具材が特徴。数種類メニューが用意され、ご飯の量、辛さ、オイルの種類が選択できます。追加トッピングも色々。人気のあるお店のようで、とても賑わっていました。
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スープカレー・コーヒースタンド モイモイ-ハイファイ(松本市)
松本の高砂通りに2022年にオープンしたスープカレーと珈琲のお店。元々別の業態だったお店が、人気のコーヒースタンドとのコラボレーションで開業されたお店だそうです。
スープとカレーの中間に感じられるスパイシーなスープには素揚げの野菜を中心とした具材が色々。松本市街地の中心にあり、松本駅前のランチの選択肢として貴重なスープカレー屋さんです。
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スープカレーのハンジロー(安曇野市)
※ハンジロー OneStyleとして松本のあがたの森近くにオープンしました。行かねば…!安曇野店は週イチのランチ営業です。
札幌の有名店から独立し、横浜の綱島で人気を博していたお店が2013年に安曇野に移転。私は以前綱島に住んでいたことがありまして、何度か頂いたことがありました。安曇野への移転の報には大変驚いたものです。
スープはとろみも感じられ、スパイスを効かせてカレーに寄せたタイプ。ライスを前提に組み立てられた味かと思います。食べ応えのある具材も魅力的。
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カフェ・れら(松本市)
北海道の美瑛から東京の国立に移転し、2021年に松本の蟻ケ崎に移転オープンされたお店です。よその家にお邪魔するような気分になるエントランスから、店内の落ち着く雰囲気。
ややスープ寄りのカレーはコク深く、単品でスイスイ飲み進めたくなるタイプです。辛さも選べますが、添えられた辛味調味料での調整も可能。
店主さんとのお話も楽しく素晴らしい居心地。ご子息がパティシエだそうで、焼き菓子も販売しています(とても美味しい)。
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色々推しているけれど、カレーも推しているお店
メニュー筆頭ではないけれども、カレーも名物だったりする。そんなお店をこちらでご紹介。
民芸レストラン 盛よし by onion(松本市)
松本の人気洋食店です。レトロな民芸調の店内。豊富なメニュー。ボリュームあり。しかも美味しい。それ故にピーク時は行列もできます。
カレーは洋食店では珍しいサラリとしたあっさりタイプのポークカレー。私はここに名物のカニクリームコロッケをトッピングした「カニコロッケカレー」を昔からよく頂いていました。
一時期閉店していましたが、2023年8月に復活しました。
Emmエミリ(松本市)
複数のお店が長屋スタイルで入居しているビルの突き当り。「魔女がいる森」をコンセプトとしたハーブとスパイス料理のお店です。
ランチメニューは数種類のプレートから選択するスタイル。どれも野菜を中心とした素材にスパイスの風味を効かせたものです。生産者をリスペクトした姿勢が感じられ、食べる側も食材に向き合いながらいただけることでしょう。
ゆったりとした雰囲気で居心地もよいです。
お店のインスタグラム:https://www.instagram.com/vegelife
お食事処 高橋(松本市)
古くから松本で愛されている食堂です。新人の頃、給料日に同僚とロースかつ定食(大)を食べに来たなあと懐かしく思いますが、カツが二枚も乗っていたのでもう消化能力が追い付かないです。
このお店はカレーも人気で、やはりここのカツカレーは今でも時々食べたくなります。大きなとんかつに辛味のあるスパイシーなカレーソースがたっぷり。カツカレー(大)を頼むと一気にフードファイトと化す可能性があるのでおなかを空かせてどうぞ。
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食べ処呑み処 柳ばし(松本市)
庄内の食堂。古くからで営業されていますが、お店が改築されてとても綺麗で落ち着いた外観・内観となっています。ラーメンも定食も何を食べても美味しく、もちろんカレーも。
重厚で甘みが強い、とろみがあるタイプ。特製カレーはエビフライなどの複数の揚げ物がトッピングされたもの。満足度がとても高いです。
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陽気茶房 Café Joyous(松本市)
その昔「ぱら豆」というお店があがたの森近くにありまして、揚げたちくわがトッピングされた「ちくわカレー」がとても人気でした。当時は行けず仕舞いだったのですが、先日その近隣でカフェとしてオープンされていることに気が付きました、、、ので行ってみました。
念願の「ちくわカレー」は目を引く立体的な盛り付け。衣をつけて揚げられたちくわが4本。そこに濃厚かつスパイシーなカレー。かなりボリュームがあります。以前より辛さは控えめにしていると仰られていましたが、基本的にはレシピは変えていないそうです。のんびりしたくなるいい雰囲気の店内。またお伺いしたいと思います。
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インド・ネパール料理
上記の「XX料理推し」とは敢えて分けました。インド・ネパール料理店(以下インネパ店)は、長い歴史の中で確立された多店舗展開のノウハウに基づく調理スキームをベースにしており、各店が画一的に感じるものの安定した美味しさで日本に浸透してきました。
特徴としては「ナン&カレー」が主力商品で、タンドールという壺型のオーブンが必ずあり、従業員はほぼネパール人。松本ではオーナーもネパール人の場合が多いのですが、インド人や日本人による経営店も存在します。
画一的と書いてしまいましたが、各店ベースを守りつつもネパールのローカルフードをメニューに取り入れたりなど個性があり、食べ歩いてみるとなかなか楽しいものです。(私も最近は「インネパ飲み」にはまりつつあります)
リトルネパール(松本市)
池のほとりに佇む「アジアンステーション」系列のインネパ店。過去にこの場所で同名店で営業されていたお店がイオンモール松本近くに移転し(現在は閉店→大阪に移転)、その後に店名そのままにアジアンステーション傘下で営業されていると認識しています。
綺麗な店内、様々な料理が網羅されているメニュー。後発店ならではの洗練された印象を受けます。松本のインネパ店では最も多くのネパールローカルフードを扱っている貴重なお店でもあります。
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お店のインスタグラム:https://www.instagram.com/littlenepal2022/
インディアンキッチン(松本市)
石芝で長く営業されているインネパ店。松本ならココ、と話に上る位に地元では認知度が高いお店です。
料理はナン&カレーとタンドール料理が中心に豊富なメニューを揃えており、併せてスパイスの健康効果についても学べたりします。
店員皆さんフレンドリーで会話好き。チキンでもつまみながらビールを飲んだりするのも楽しいです。居心地◎
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ナマステカレーハウス(松本市)
寿の住宅地で営業されているインネパ店。この場所、以前は別の業態の店舗だった記憶があります。
他店と同様の数多くのメニューを揃えており、ボリュームも間違いなし。この店では限定されたリソースを工夫して「ダルバット」を提供するなどの意欲的なメニューもあります。
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長野県内 - 南信
中信地区以外のお店にも何軒か行っていますので、ここでご紹介。
南インドごはん まぜまぜ(伊那市等)
※2024年に伊那市に実店舗をオープンしています。行きたい!
曜日ごとに営業場所が変わるスタイルで営業されています。主に南信。週末は移動販売なども。詳しくは店舗のインスタにてどうぞ。
ミールスのみの日もあればティファンのみの日もあります、移動販売はライス&カレーのようです。
ミールスもティファンもどちらも美味しい。現地の味に刺激を受けたというご夫婦。とても注目しています。
曜日毎に店舗を渡り歩いている「南インドごはん まぜまぜ」さん、水曜はカンビオ@岡谷での営業。
— razza (@razzzzza) April 13, 2022
美味しいベジミールス。特にサンバルは毎日でも食べたくなりそう。
信州への移住を契機にミールスのお店を出したいとの想いからこだわりを持って奮闘されている店主ご夫婦、応援したいです。 pic.twitter.com/VqX9iIo20p
水曜日にカンビオ@岡谷で営業されている「まぜまぜ」さんへ。
— razza (@razzzzza) April 27, 2022
薄手のパリパリに焼き上げられたマサラドーサ、ワダ、サンバル、チャトニ。全て絶品です。
こちらはミールスも素晴らしいのですが、ティファン営業中はミールスの提供がないので、今後どうされるのか毎週気にしてしまいそう。 pic.twitter.com/uMgXJxcUfk
お店のInstagram
https://www.instagram.com/mazemaze.southindia/
【閉店】青空のトビラ(宮田村)
(残念ながら閉店となりました)
多いようであまり多くない、大阪スタイルのお店。
見た目華やかに盛り付けられれたカレーは、それぞれ繊細で穏やかなのですが、ワンプレートで完成形を計算している印象があります。時々内容も変わりますので、目が離せませんね。
お店に行く前に店主さんとお知り合いになったパターン。初めてお伺いしたこの日は「定番のキーマ」「豚ロース麻辣風味」のあいがけを。期待以上に緻密で完成度の高い一皿に大満足でした。松本界隈は大阪スタイルが多くないので、少し遠いけれども貴重なお店。また行きまーす。
— razza (@razzzzza) April 9, 2022
青空のトビラ@宮田 pic.twitter.com/50HeMd3nCY
Spice cafe Ananda(諏訪市)
諏訪大社上社本宮のすぐ近く、雰囲気ある古民家のネパール料理店です。
ランチタイムのダルバートがメニューの軸。複数のカレーを選択でき、全てを選択するととても豪華なプレートになります。
ご主人はネパールのタマン族だそうです。料理それぞれからこだわりが感じられて、なかなかない雰囲気のダルバートでした。
おわりに
1ページに全て載せてしまったので読み込みが遅かったらすみません。参考になれば幸いです。松本LOVE。カレーLOVE。