【松本】 むかしの味 ~池波正太郎が愛した叉焼を求めて~
戦前の遠い昔、池波正太郎は若かりし頃に信州の上高地周辺に幾度も足を伸ばして登山やキャンプを楽しんでいたようです。その帰りに寄ったのが松本市の『竹乃家』という中華料理店。彼は戦後に再び松本を訪れた際にその店も叉焼も健在であることを知り、改めて料理の美味しさに感銘を受けることになります。その後は松本に立ち寄るたびに舌鼓を打っていたとのこと。
竹乃家は大正末期に中国から帰化した石田華さんが開店。その後はご子息が店を継ぎました。池波正太郎に愛され、松本市民に愛され続けてきたのですが