≪rayout Characters File No.15≫置かれた場所で咲き誇るcreator・中田泰広〜カウンターで二人語り〜
rayout社員がそれぞれの視点でインタビューし合い、
「らしさ」をどう発揮しているかを見つける企画 『rayout Characters File』。
今回は、rayoutのデザイナー?である「やす」こと中田泰広に
業務委託でrayoutに所属している私、鉃川がインタビュー。
私が業務委託でrayoutで働き始めて半年とちょっと。
彼は私が働き始めの時から一番気さくに、話してくれていた。
彼がrayoutの雰囲気に馴染めやすくしてくれたのは過言ではない。
やす本来の話しかけやすい気質もあるが、
今でも積極的に他愛無い話を話しかけていってしまう。
だからこそ、このインタビューはどこか気恥ずかしい。
その気恥ずかしさを隠すために、
「おいしいタイ料理とお酒飲みながらインタビューしない?」と、
いつもと違う雰囲気を持ってインタビューを敢行。
バスに乗り遅れて、
汗だくなやすをタイ料理のカウンターに誘い、話を聞こう。
やすの第一印象 〜手始めに〜
rayoutで働き始めた当初、見た目の第一印象から
「ラップ上手そうだし、すごいセンスに溢れてそう」と感じたやす。
(梅田サイファーのテークエムくんにそっくりだから。みんな調べて。)
その後、「デザイナー」と聞いて合点がいった。
「なんて職業と見た目が一致してるんだろう!」と。
まずは彼のデザイナーのルーツを聞いてみた。
ドリンク:タイビール ¥580 〜デザイナーのルーツ〜
やす・鉃
「乾杯〜!」
鉃
「こうインタビューとなると気恥ずかしいよな」
やす
「確かに、ワタシ次回のインタビューちゃんとできるんかな?」
鉃
「じゃあ、、、デザイナーになったきっかけ教えて!」
やす
「いきなり?話ヘタすぎじゃない?」
鉃
「まぁ…でもこういう時どう切り出したらいいかわからなくてさ。」
やす
「そうだよね、、じゃあとりあえずきっかけ話していくね」
やす
「まずね、ワタシ上に2人お姉ちゃんがいるんだけど、
次女に小さい頃から1on1の絵の教育を熱心に受けていて、
幼稚園の時にはすでに上手い絵を描けてたの。
だから、幼少期から絵の素養というかセンスはあったのかな?」
鉃
「へ〜!そこから絵にのめり込んだ感じ?」
やす
「いや、そういうわけでもなくて。他は普通の子どもだったと思う。
あとは小学生の時に『NARUTO』にどハマりして、
そこから岸本斉史大先生を崇めているくらい!
でも、ルーツがどこかと言われたらこの時からあったかな?」
鉃
「NARUTO!懐かしすぎる…同世代の話題!って感じやね」
やす
「だよね〜!え、てっちゃんとワタシ何個ちがい?」
鉃
「2個俺の方が上やね!」
やす
「え、てっちゃん入り始めくらいからすぐタメ語使ってて、
ワタシってやっぱり失礼だわ」
鉃
「全然それは思ってない。
むしろそのままタメ語使ってるくらいが有難い。
ごめん、話逸れちゃった」
やす
「…えっとどこまで話したっけ?NARUTOまでか!
でそこから、『絵、良いわ〜』とは思うけど、
コンテストに出展したりとか、
絵とかデザインの道に絞ってとかはあんまりなかったと思う」
鉃
「そうなんや。
じゃあ、いつくらいにデザイナーの道を考えるようになったん?」
やす
「大学卒業の時かなぁ」
鉃
「めっちゃ飛ぶやん。インタビューの文量いける?」
やす
「いけるいける!
ほら、そこはてっちゃんテレビ時代からお得意のヤラセで…」
鉃
「やってないやってない!」
やす
「すぐ話題それちゃうの良くないね、ごめんね。」
ーーーーー
どこか気恥ずかしさが残りながら進むインタビュー、
でもデザイナーとしてのルーツはとりあえず押さえた、
次はrayout入社するまでを聞いてみたい
前菜:ヤムウンセン ¥890 〜辞めざる道にした新卒時代〜
やす
「で、大学4年の就職活動の時に
『デザイナーになれたら』みたいな思いが芽生え始めたの!」
鉃
「お!ついに!!」
やす
「でも、その時には一般の大学進んじゃってたから
デザイナーにはもうなれない道になってたの。
だから、せめてクリエイティブな仕事はしたいなって思って、
その時に展示会とかイベントのブースを作る営業の仕事を見つけて、
その会社に就職したの」
鉃
「え、そうなんや!
てっきりこのタイミングでデザイナーになったんかと」
やす
「そうなの、実はrayoutが2社目なんだよね。
結構早いタイミングでrayout入ってるから、1社目だと思われがち」
鉃
「じゃあ、最初は営業の仕事をやってたってこと?
今の姿からは想像つかん…」
やす
「そうそう!でも、社内で全部デザインとか内製する会社だったから、
社内にデザイナーはたくさんいて。
そういう時って隣の芝生は青く見えるというか、
デザイナーがめちゃくちゃかっこよく見えるんだよね」
鉃
「わかるわ〜、その気持ち」
やす
「分かってくれる!?
そう、それで会社を辞めようかなって思ったんだけど…」
鉃
「思ったんだけど?」
やす
「その時、めちゃくちゃ仕事ができる社内のデザイナーさんから
『営業もできてパワポ資料もめちゃくちゃ綺麗に作れる営業いたら、
かっこよくない?だからまだ続けてみたら?』って言われて、、、
その言葉に『確かに!』と思って、そこからしばらく頑張ったんだ」
鉃
「そのデザイナーさん、すごく良い言葉掛けしてくれるやん!」
やす
「だよね!その時その言葉にすごく救われたんだけど、
やっぱり、人生って紆余曲折で色々あるじゃん?
このまま続けちゃうと壊れちゃうっていう状況になって…」
鉃
「ああ、その気持ちわかる。俺もそんなんだっt…」
やす
「会社に辞めるって伝える前に、
デザインの専門学校契約してから会社を辞めるって報告したの」
鉃
「前言撤回。予想外の選択。
待って、会社辞める前に専門学校入るの決めたってこと?」
やす
「そうそう。入学決めてから会社に事後報告したら、
めちゃくちゃ怒られたよね」
鉃
「だろうね」
やす
「うん、でも辞めれる選択を自ずとできたから、
怒られちゃったけど、精神衛生は良かったのかな?
って思ってる」
鉃
「確かに!次の道をもう決めちゃったから、 辞めるしかないもんね。
そのやり方はある意味賢いかも…」
やす
「それで専門学校通って、
1年経ったくらいにrayoutに入れさせてもらったっていう流れだね」
ーーーーー
最初からデザイナーとして真っ直ぐに進んだわけじゃないことに
驚いた。営業やってたんだ。
いろんな経験の中でできる選択をしっかりやってきたんだな、と
話を聞きながら感じていた。
次は、rayoutに入社した理由を知りたいな。
きっとしっかりとした何かがあって入社した気がして、
聞くのが楽しみになってきた。
メイン:パッタイ ¥1200〜入社理由は幸せの黄色い〇〇〜
鉃
「今、デザイナーになるまでの話だったと思うんだけど、
じゃあ、なんでrayoutに入社することになったの?決め手とか」
やす
「そもそもなんだけど、専門学校通ったけど、
デザイナーが使うソフトも一通り使えるくらいのレベルだし、
大したポートフォリオがあるわけじゃないから、
全然デザイナーとして転職活動しても受かんなくて…!
1年間くらい色んなところ受け続けたんだよね。」
鉃
「そっか。デザイナーとして実績があるわけじゃないから、
そこは大変だろうな〜。
ストレートに言うと、
『デザイナーです、でも実績ないです』って状態だもんね」
やす
「そうなの!全然会社受かんないし、会社選んでられないんだけど、
でも何かしら会社選びの基準を作らないといけないよね、って
思って、もう本当にどうしようってなった時に、
『とりあえず、自分が好きな色のロゴの会社を受ける』
っていう基準で受けまくってたの」
鉃
「え?」
やす
「しょうもないよね。ワタシ黄色が好きなんだけど、
今は変わっているけど、その時rayoutのロゴが黄色だったじゃん?
だから受けた」
鉃
「めっちゃ大層な理由あるんかと思ってたんやけど…
ごめん、めっちゃ肩透かし食らった」
やす
「だよね。
だけど、そういう理由でもないと色々受けちゃいそうになってて。
もちろんrayoutもダメもとで面接を受けに行って。
ただ、面接とか受けていく中で、吉田さん(代表)の人柄とか、
会社の人たちの雰囲気とかが良いなって感じて、
入社したい気持ちがあったんだけど、、、
入社試験の課題があんまり自信なくて受かんないんだろうな
って思ってた。けど、受かってて良かったわぁ〜」
鉃
「なんで入社できた理由とかは聞いたことあるの?」
やす
「その時の課題が今やっている案件の企画書を作る、
みたいなやつだったんだけど、
吉田さんに入社後に聞いたら
『クソみたいなデザインだったけどなんか全部愚直に働きそうだから』
っていう理由で取ってもらえたらしいよ。
それで、入社に至って、今3年経ちました〜」
鉃
「その理由は多分、吉田さんの何かしらの照れ隠しだとは思うけど、
好きな色で受ける会社決めて、今こうやってデザイナーとして
働き続けているのって、すごい縁やな…」
やす
「そう!でもさ、そう言うのも含めて色んな人とか自分の感性通じて、
今このrayoutにいるって言うのは、なんか良くない?」
ーーーーー
「置かれた場所で咲きなさい」、
昔、日本で有名なシスターが書いた本のタイトルを思い出した。
やすさんは、その時置かれた居場所・シチュエーションで
最大限の選択をして、今ここにいるんだと感じた。
そう思えると、このインタビューできているこの時間も
なんか良い。
お会計: ¥9,200-〜あとがき〜
個人的にすごく素敵だなと感じたこと。
それは、やすさんが
ストレートにデザイナーになったわけではないこと、
大きな理由があってrayoutに入社したわけではないこと。
でもその時「置かれた場所で咲き誇ったことで今があること」。
情感的なニュアンスだが、少しでも伝わってくれたら嬉しい。
もっと深掘りしていきたかったが、
ラストオーダーの時間になりお開きに。
タイ料理が美味しすぎて、
インタビューの時間を忘れてしまったことは反省点。
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