【詩】モーニング•ティー
華やかな朝
時、刻んで
遥か
ウミガメの甲羅で
作ったティーカップで
✳︎
たゆたう時
伸び縮みする
須臾
懐中時計の
少し錆びた
蓋
ウミユリの苦味
に
角砂糖を添えて
✳︎
遠くのエイが
花のようにひるがえる瞬間
僕の目には
亀裂、
吹きこぼれて
カップをソーサーに置く
その硬質な音が
散る
聞く
放す
華やかな朝
時、刻んで
遥か
ウミガメの甲羅で
作ったティーカップで
✳︎
たゆたう時
伸び縮みする
須臾
懐中時計の
少し錆びた
蓋
ウミユリの苦味
に
角砂糖を添えて
✳︎
遠くのエイが
花のようにひるがえる瞬間
僕の目には
亀裂、
吹きこぼれて
カップをソーサーに置く
その硬質な音が
散る
聞く
放す