筋トレの終着点とはどこなのかという話

話題があっちゃこっちゃになることに定評のある男,さくまです.

今回は筋トレについての話.
「筋トレを趣味にしている」と公言した場合によく聞かれるのが「いつになったら終了なの?」という問いだ.

この話題を取り扱う場合に考慮しなければいけないのが筋トレには目的別にだいたい2種類あるということでる.

端的に言ってしまえば筋トレには
・ダイエットを目的とした筋トレ
・筋トレを目的とした筋トレ
が存在する.

前者はよくテレビなどで特集される毎日○分でできる簡単筋トレなどと紹介されるもので,
後者はテレビではあまり紹介されないターザンなどの雑誌やYoutubeなどで意識的に情報を取得しなければ得られないものだ.

おそらく現在後者の筋トレを行う方々は前者の筋トレから入ったのだと思う.かくいう私もそうだ.今から10年以上前,中学1年生のころに丸デブなどといった渾名で呼ばれ,イジメを受けたことを機にダイエット目的で始めた.なおこのイジメは身体が仕上がっても終わることはなかったのだがそれは別の話.

ダイエット目的で筋トレを始め,それが長期間(大体1年以上)継続できると明らかな肉体の変化が生じる.普通の生活をしている周囲の人間よりも明らかについている筋肉,特にスポーツをしていないのにしっかりした体つきになり,普段の自重トレーニングでは飽きがくる.そしてダンベルなどの器具を購入し始める.
ここからが沼の始まりである.

この時点でもはやダイエットは目的ではない.重いものを持ち上げること=筋肉の強化を目的とした筋トレが開始する.そしてプロテインを飲み筋トレに関する情報を集め効果的な筋トレ方法とインターバルを知る
先程の後者,つまり筋トレを目標とした筋トレである.

ここで意識の違いがはっきりとする.ダイエット目的の場合どこかで筋トレは終わる.例えば「体脂肪率○%以下」とか「体重○kg」とかだろうか.ウェストのサイズかもしれない.
「目標があると達成しやすい」とスキル学習という研究分野ではしばしば謳われる.しかしながら筋トレでは少し違う.往々にして筋トレは三日坊主になりやすいことの代表である.理由は色々考えられるが単純に肉体的苦痛を伴うからであろう.あるいは目標状態に到達してしまえばそれを継続する必要がないと考えるからかもしれない.
一般的な(医学部のCBT試験や法的試験以外)資格試験などはその試験で合格点を取りさえすればあとは勉強の必要はない.目標状態は終了状態であり先は存在しない.筋トレは違う.そのプロポーションを保つためにはその筋トレをし続ける必要があり,年齢とともに必要な負荷は高まる.
よってダイエットは目的の場合は筋トレ開始と終了が繰り返される

一方で筋トレを趣味としてしまった人間は筋トレとはライフワークであり辞めることはできない.広く知られたことなので根拠等の提示は不要だろうが,筋トレは快楽を伴う.しかも成果が目に見えて現れる.好循環の始まりである.このころには1週間筋トレを怠っただけで深い絶望感が生じるようになっているだろう.喜びの涙を流しながら続ける終わることのないマラソンである

さて長々と筋トレについて書いたがせっかく前回音楽について語ったところなので私のワークアウトミュージックを紹介しよう.

これが前回の記事

これである.

これまではワークアウトEDMとかロッキーシリーズの挿入歌(主にSurvivor)を聞いていたがSwingワークアウトビートにあっていることに気づいた.

筋トレ党の皆様もよろしければぜひ.Prime Musicでも聞けるわよ.

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