ピラティスインストラクターが「ととのいの境地」に物申す
「ととのったー!」
レッスン後に必ずこう言ってくださるお客様がいます。
ご満足いただけてよかった、という想いとともに、
わかる!!!!!!!!
という言葉をいつも心の中で噛み締めています。
そう。
ピラティスって「ととのう」のです。
今日は元気だから動ける!という日には強度を上げて「鍛えながらととのった!」
今日は少しだるいな、疲れてるな、という日には伸びる、大きく動かすようなストレッチ要素を多めにして「縮こまってた身体を伸ばしながらととのった!」
どんな状態でも、その時のお身体状態に合わせて動くことで最終的に「ととのう」。
それが筋トレやヨガとも違うピラティス特有の感覚であると私は思っており、
またピラティスが大好きな理由です。
さて、
「ととのいの境地」
数年前からサウナがブームのようですね。
私の周りも男女問わず「サウナー」が年々増えている気がします。
私自身も温泉や銭湯は大好きで、行けばサウナや岩盤浴に入ります。
しかし「ととのうか」と問われれば、スッキリする、という程度。
さらに「境地」だなんて修行が必要なのかと。
いずれにせよ、「ととのう」でピラティスに勝るものはないと思っていました。
そんな折、先日「サウナー」である友人に連れられて行ってきたんです。サウナ。
これまではなんとなく身体を洗って、お風呂で温まったあたりで、なんとなくサウナに入って、暑くなったら出て、水分補給をして、終了。
あくまでもメインは広い浴槽や温泉であり、サウナは普段入れないし入っとくか、くらいのオマケだったのです。
しかし今回はプロと一緒。
プロサウナーにつきっきりでご指導をいただきながら初めての「ととのう入り方」へのチャレンジでした。
ご存知の方も多いと思いますが、「ととのいの境地」公式の入り方は以下のようです。
「サウナーによって流儀は違う」とありますが、友人は基本を忠実に守るタイプのサウナーのようでした。
なので上のサイクルを繰り返すこと2、3回、いや、気づけばもっといける、もっとやりたい!と
4、5、6回は繰り返したでしょうか。
最後、露天に出て外の風を浴びているときに思いました。
ととのった!!!!!!!!!!!!!
と。
修行も何も必要ない!
ただその単純明快なサイクルを繰り返すことでたったの1日にして「ととのい」の「境地」に達することができるなんて!
いや舐めてました。
サウナを。
ととのいの境地を。
感銘を受けましたね。
はじめて体験する、ピラティスとは違う種類の「ととのう」でした。
どう違うのかというと、例えるならば、ピラティスは散らかったお部屋を片付けるイメージ。
あちこちに散らばったものをあるべき場所にきちんとしまい、元の部屋の広さや、綺麗な状態に戻していく「ととのう」。
あるいは、テレビ番組「大改造!劇的ビフォーアフター」(これ今もやってるんですかね?)の
使い勝手の悪いなんとなく暗くじめっとしたおうちが、匠の手によって機能的で明るく、爽やかなおうちに生まれ変わっていく「ととのう」。
対してサウナは、なんていうか、
こう
あるいは、
こう
そして最終的に、
こう
つまり何が言いたいのかというと、
どちらも「ととのう」。
それぞれに、違う良さがある^^
みんなちがって、みんないい^^
へいわなせかい^^
あーーーまたすぐサウナ行きたい!!
ととのいたい方ぜひピラティスもお試しあれ!
ここまで読んでくださった方ありがとうございました!
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