陰陽五行の読み方をおさえたい!
四柱推命を理解を進めると、自分の才能やポテンシャルを読み取ることができるようになる。
その過程で、大前提となる五行の読み方について触れていきたい。
私が今勉強中の書籍は、「阿部泰山流」といわれる流派の考え方をもとにしています。
四柱推命は、日本国内で複数の流派がそれぞれの解釈で鑑定をしているので、四柱推命を勉強するときにその文献や情報がどの流派をくんだ考え方なのかを把握しておくことは大事!
はじめに
まず五行についておさらい。
木、火、土、金、水の五元素を五行という。
実際は、この五行のなかにひとつずつ「陰」と「陽」の要素が含まれるため、5×2の合わせて10種類のことを陰陽五行と呼ぶよ。
四柱推命では、これらの陰陽五行図が頭に入っているとぐっと理解しやすくなる。
そして、陰陽五行図の中にある、2種類の矢印。
これは五行の相関図を表していて、五行同士の関係性がわかるようになっているよ。
この記事では、そんな五行同士の関係性の基本中の基本、
相生、相剋、比和について取り上げる。
相生について 〜親子関係〜
相生は、親子関係を表している。
そんな感じで、ひとつ前の五行が「親」、ひとつ後の五行が「子」になって循環している関係。
親が子どものお世話をして疲労するように、
相生の関係は親側の五行のエネルギーが「漏れ」て、力が弱まる。
逆に、子どもは親から愛情を注いで育つので、
子ども側の五行のエネルギーは強められる。
相剋について 〜敵対関係〜
相剋は、敵対関係を表している。
そんな感じで、どの五行にも自分を攻撃する敵の五行がいる。
水が増えすぎると洪水(災害)が起きてしまうし、
火が増えすぎると火事になる。
敵対にある五行は、五行のエネルギーが強まりすぎないように抑える役目がある。
子どもが親の仇をとる?相生・相剋のポイント
実は、相生の「親」の五行から見た「敵」の五行は、前者の「子ども」の五行が攻撃する関係になっている。
文字だけだと分かりづらいので、
親は「水」、敵を「土」、子を「木」に配置したので見てほしい。
ここでわかることは、自分の子にあたる五行は、親の仇を取ってくれる形になっていること。
五行の相生と相剋が絡むとこういう関係になることを覚えておきたい。
比和について 〜同類〜
比和は、同じ五行同士で助け合う関係のこと。
相生も相剋も起きない関係だけど、ひとつの五行のエネルギーを良くも悪くも活発にする。
この働きのことを「旺じる」というよ。
ひとつの五行同士の組み合わせは4通りあって、
「陽と陽」「陰と陰」「陽と陰」「陰と陽」の形。
具体例として、「木」の五行の中の話をする。
これを人間関係の話に置き換えると、
比和の例は、人間関係に限らず季節ごとの運勢、男女関係、個人の裁量にも活かすことができるよ。
おわりに
五行の相生、相剋、比和の話でした。
五行の関係を読む指標は上の3つ以外にもまだまだあるので、順を追って学んでいきたい。