「僕は今日も違うカメラマンの男とデートをする12」 special by t2r
事の発端は2月。
彼の展示をちゃんとみたのは、2月のTRIVAL2ndの展示だった気がする。その時は水田ゆに氏をモデルに3人のメンバーが展示をしていて、他の2人の写真は圧倒的な圧力を感じたが、彼の展示はギターを持って一心不乱に弾き語る様が一番ロックだな思う展示であった。
あのバルコニー会場で「一番ロックですね、外見はベース弾いてそうなのに。」というと「そうですか?ベーシストっぽいですかね。ベース弾いたことないんですけど。あ、でも僕、ライブの撮影とかもやってますよ」とニコニコ喋る様は40代とは思えないくらいである。
さて、本題のデートの話に入るのだが、まぁこれもグダグダデートで、一見つまらなさそうに見えるが、エモい思い出にになったのと、当の本人から「早く執筆してくれてよー!」という催促があったので今、大急ぎで執筆しているわけだが、記憶が曖昧なので少しだけ夢小説のような感覚でお送りするとしよう。
4月9日の今里駅。
さすれば、その日はめちゃくちゃ暑くて、4月なのに、真夏のような暑さだったことは忘れもしない。仕事帰りのスーツ姿のイケメンが前方駅側の通路を歩いてきたのが今回のお相手である。名前はテツさん。年は40代。
「こんにちは」
「お、仕事っすか?」
「そうそう、撮影のお仕事でねー、普段こんな格好しないけどねー。」
たわいのない会話の前髪ロングのおじさん、前髪をあげるとまさしく40代だが、おろすとかなりタイプ。でへ。
汗の香りが、自身の性欲を誘惑させる。はぁ、なんていい匂いなんだ。このオスオスしい匂い、くっ・・!!!違う違う!純粋にデートを楽しむんだ!遠隔ちゃん!
さて、どこへ行こうか。
40代とデートする、となっていても元彼(20代後半)と別れる前であったから、あまり経験がないのだが、事前のLINEの会話で「シーシャ行きません?」って聞いたら、「喫煙者ではないけど、興味はあります!」との回答だったので、シーシャに行くことは決定していたが、昼の12時ぐらいであったので、腹ごしらえに近くのご飯やさんに行きたいと思っていたが、なかなか見つからない。
「いやー、お腹すいてます?どっかご飯食べたいな」
「うーん、このへんはね・・。特に・・ないね。」
非常にグダグダなデートで、
車から降りて、熱いアスファルトを歩く僕たちはハァハァ言いながら、大阪駅前の定食屋でご飯を食べた記憶しかない。
大阪駅周辺でもやることがなかったので、シーシャ屋を探したが15時とか18時とかにオープンするところが多かったので、心斎橋まで車で移動し、シーシャバー、RASへ行く事になった。この時、道中で色々喋った記憶はあるのだが、これと印象に残った会話があまりなかったので、割愛したい。しかし、これだとnoteのネタではなく、ただ40代のおっさんとデートに行くだけの話になってしまうので、ここで、僕が撮ったテツさんでも見てください。
色々話をした後、心斎橋の地下駐車場に車を止め、シーシャバーRASへと出かける。開店早々に行ったため、他のお客さんはいなかったので、ゆっくりと話をすることができた。スタッフのお姉さんは若干の塩対応だったが、初心者のための柑橘系のさっぱりとした水タバコをオリジナルで作ってくれる。お姉さんは、「最初は口呼吸を深くしてもらって、ゆっくりと吐いてください。気持ち悪く感じたり、喉が痛くなったら、呼んでくださいね。」と言っていた。
僕たちは簡単な説明を受け、いざ水タバコに挑戦。テツさんは、最初むせていたが、だんだん慣れていったのか、吸う回数が増えた。僕は元々、喫煙者であるので、吸うことは簡単であるが、タバコのように肺に入れてしまうので、若干むせる。
「遠隔さんって、あのnote本当にヤってんすか?」
え。初めて聞かれた。僕のヘッダーの写真をどうやら聞かれているみたいだ。
「まぁ、そうっすね。入れなかったり、入れたりですかね。」
意味深の会話であるが、本当はヤラセも半分入っている。それが遠隔流。
「へえ、なんかすごいあの写真とか好きなんすよ。僕も、あんな感じで、事後みたいな写真を撮られるんでしょうか?」
何その「事後みたいなやつ」って。馬鹿にしてるのか!貴様!と僕は思ったが、まぁ、そう思われていることは若干嬉しいので、照れながら、コクリと頷いた。
「うわあ、大丈夫かな。僕。」
「平気ですよ、どうせ、僕が男を食ったことだと言われること多いんで。」
「僕、食われるんですか?ええ・・」
「馬鹿にしてんすか。ちんちん切りますよ。」
「ええ・・・」
そんなこんなで、僕たちは、ちょっとしたえっちな写真を撮った。本当は地下駐車場で撮ったんだけど、多分データがぶっ飛んだのか、多分データを消したのかわからないが、全然見つからなかった。
心斎橋の5時ごろはちょっと夕焼けのまだ昼のような暑さで終わったが、彼との謎のデートはこれからもしたいと思う。
special thanks t2r
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