デートで些細な希望を伝える練習。
約1か月ぶりのデートだった。
オミクロンが猛威を奮っている中、どうにかリスクの少ないデートはないものかと2人で考えあぐねた結果、
水族館ならある程度のディスタンスも取れそうだし、来館者もそんなに騒いだりもしないだろうという結論に至り、都内のとある水族館に行くことにした。
私は水族館が好きで、特にペンギンとイルカとコツメカワウソが大好き。
先月は特に(今月に入ってからもだけれど)仕事がカオス状態で殺伐とした日々を送っていたので、水族館で癒されたい気持ちもあってすごく楽しみにしていた。
これまでもいろんな人と水族館に行ったことがあるけれど、
私はなぜかいつも一緒に行った人に「ショーが見たい」と言うことができなかった。
水族館といえばイルカやアシカやペンギン(etc…)のショーがあって、それが楽しみの1つでもあるのだけれど、
もしショーを見たいと言ったときに、例えば、
時間と場所が決められていることでスムーズに館内を回ることができなくなってしまうとか、見ようと思ったら座席がないとか、混雑している環境に一時的に身を置かなければならないとか、、
そんな状況が発生してしまうことが、相手にとってストレスに感じてしまうんじゃないか・・・という考え(妄想)があって、それは相手に対して申し訳ないから言わないでおこう・・・という思考回路だったんだなと、今となっては思う。
そして、そんなわがままを言ったら嫌われるかもしれない、という恐怖(妄想)も勝手に感じていたのだと思う。
私がこのお付き合いの中で自分の課題にしていることの1つに、
『自分の感情を自分でしっかりキャッチすること』
と、
『その感情をちゃんと相手に伝えること』
がある。
お腹が空いた、疲れたからちょっと座りたい、コーヒーが飲みたい・・・etc
そんな些細なことも、実はちゃんと言えたことがなかったように思う。
基本他人軸で生きてきたため、自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先し、相手に合わせるのが正解だと思っていたからだ。
何なら、どんな人にも合わせられる自負すらあった。
でも、それがパートナーシップにおいては一番やってはいけないということに最近になってようやく気が付いてきたのだ。
(今までの交際期間がいつも一年未満なのも納得がいく…。←これが実はコンプレックスだった。)
(気づくの遅っ、って思ったけれど、今気付けて本当に良かったと思う。)
そんなわけで、今回のデートはとにかく目の前のことを楽しんで、自分の気持ち(希望)を伝えることを意図してみた。
結果、イルカとアシカのショーを見たいって言えたし、
お腹が空いたって言えたし、
カフェでおしゃべりしたいって言えたし、
夕飯はパスタが食べたいって言えた・・・!
今までそれらを普通に言えなかった自分からしたら、かなり進歩したと思う。
それに、ちゃんと言ったら彼は私の希望をちゃんと叶えようと
「(もよちゃんが)見たいのを見よう」と言ってくれたし、
ショーの時間を確認してくれたし、
カフェやご飯のお店を調べてくれたし・・・
と、ちゃんと行動してくれた。
嫌な顔されたり、機嫌が悪くなったり、わがままでめんどくさいって思われたりしなかった。
(平たく言えば、嫌われなかった!!)
彼の優しさを感じられた1日だった。
そんな感じで、私が意図したことはちゃんと実践できたデートだった。
でも、まだまだ私の自己開示の練習は必要だし、行動してくれた彼に対してちゃんと感謝を伝えられているか?というところも課題があったりするから、今後もコツコツ実践していくつもり。