お彼岸です
明日は彼岸入り。
暑さ寒さも彼岸までの言葉通りだと毎年季節の移り変わりを肌で感じていたが、
あれ?
今年はいまだに夏がどん!と居座っている。
仕事ではずっとかき氷が売れ続けている。
それでも真夏にほとんど売れなくなったみたらし団子が売れるようになってきた。
そういえば日も短くなって、少しだけ秋の匂いもする。
誰かが小さな栗の実を店のカウンターに置いて行った。
この山で採れたのかもしれない。
今日はおはぎを150個作った。
中の餅米は自社農園のもの。餡に使ったさつまいもも自社農園のものだ。
自社製だとさぞ経費は安く出来ているのだろうと思われがちだが
手間暇かかるので、人件費を考えたら餡を買った方が安いのかもしれない。
それでも
「すごく美味しかったです」
「ごちそうさま。どれも美味しかったです」
などと言ってもらえるようになった。
こんな素敵な言葉があるだろうかと思うくらい
仲間たちと喜び合ってしまう。
秋彼岸は故人のことを偲ぶ日だそうだ。
お彼岸に交通事故に遭って、52歳の若さで逝ってしまった夫のお母さん。
私たちの結婚式の2ヶ月前だった。
あれから40年。
夫も、私もお母さんの歳を超えている。
数回しかお会いしなかったけれど
空の上から息子が40年間尻に轢かれ続けている様を見て
苦笑いでもしてくれているといいな。