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好きがないと人ともつながれない

自分は推しを作らずにきた。
小さいころは大好きなアニメとかがあった。
でもいまは「〇〇が好きだ!」と言えるものがない。

この本を読みながら「なぜ推しを作らないのか」についてふと考えた。

解離(現実感喪失)のために感覚や感情を感じられなかったせいもあるだろう。
しかし、いまふと思うのは、「推しを作ると自分がなくなってしまう」という感覚がどうもありそうなのだ。

思えば、好きなものについて人と楽しく語らったことがない。
そもそも好きなものを長らく感じられなかったのだから当然のことかもしれないが、人と語ることができたテーマはうつや解離といった病であった。
(もっとも、病を共有することでこそ人との深いつながりを感じられたのではあるが。)

自分と推しとの関係に他人の感情を入り込ませる必要、なくないですか?

p. 148

この言葉を見て「好きなものを直接好きって感じなきゃ」と思った。
人の目を気にしすぎて、好きなものを好きと感じられなくなっていたからだ。

何も好きじゃない、人とつながれない自分。
今後は「好きなもので人とつながる」という感覚が徐々に膨らんでいったらいいな。

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