白梅に似ていた
きらきらと水面にはぜた煌めきが
ゆらゆらと
思いのほか流されぬ
泥ふかく根をはる君は藻の花の
更に白い面の唇を
食べてみたいと手を伸ばす
蛇の苺はきみのこと
華の悪意は微笑んで
チロチロ赤い舌が出た
蛙は動けずあやつられ
心配そうな梅藻花
いつに食おうか
たるら虫
画像1

いいなと思ったら応援しよう!