第十五話
ふらん
澄(きよ)い水が流れている
沈んだ砂土の間でキラキラと金色が光る
親指の爪程もある『おたまじゃくし』が泳いでいるはずだった
太陽のもと彼らは金色の腹を打上げ絶命していた
なんの仕業か
あるいは水に戻せばまた泳ぎ出すかもしれなかった
_夜
私の顔をヌラリと這うもの

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