【十九節】はい
ここは怪奇幻想倶楽部
段ボールの積み荷を上から下ろしていく
はい作業
はい崩しと呼ばれる
なぜ「はい」なのかは知らない
中に空洞が生まれる事がある
そこからおいでおいでをする手が
たまにある
目の端にいないはずの女が映る
皆、作業ジャンパー
エプロンの人間はいない

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