表現者になるには記 絵描きパラシュート部隊編3
今回はゲストハウスの話をまずしましょう。
「ゲストハウスにいーそがなくっちゃ!いーそがなくっちゃ!」
アリスがふと見るとラショウウサギが、
ビッグベンを見ながらゲストハウスに向かっているのが見えました。
(でもチェックインできるまでまだ2時間も時間があったのです)
なのでラショウウサギは時刻を確認するために
またビッグベンの見えるところまで戻ってしまう無駄をしていました。
「あのウサギ、とにかくなにかあわてている感じがしたいんだわ。
でも時間はたっぷりあり過ぎる。そんなところね」
アリスはイギリスの地で犯罪に巻き込まれるのを(前回参照)
あまりに恐れるラショウウサギのことが可笑しくなってしまいました。
アリスの出番はこれだけです笑
そうなんです。とにかく私はソワソワしてしていたのです。
Away感がつきまとっていました。その時はまだ、
ウォータールーは犯罪の巣窟のようなところに見えていました。
(本当にスラムのようなところはもっと後に経験します)
後には「ウォータールーこそ私の故郷!」と叫ぶことになるわけですが笑
イギリスでのゲストハウス宿泊は未体験。初めてです。
いつか書きますが、ドイツの和気あいあいゲストハウスから、
オーストラリアの刑務所のような部屋までいろいろ経験しているので、
まあ、ラショウはなんでもござれの人の感じがあるかも知れませんが、
私も基本的には対人がそんなに得意なわけでもないので、
いつも出だしの緊張感はとてもとてもひじょうにあります!
ましてや今回は英語が母国語のところに英語でのぞもうという緊張もありました。
イメージ図は、オーストラリアの刑務所風ゲストハウスのですが、
二段ベッドはあたりまえで(私は下の段にしかなったことがない)、
なんか名主みたいなのがいて、偉そうにしてるんです。
もちろんパラシュート部隊はやりませんが、
スキあらば、なにかしてきそうです。
「オーストラリアは流刑地であり、そこの囚人で成り立った国だ!」
余計な知識が先入観に拍車をかけます。
つまりイギリスも英語圏だから、つまり刑務所風ではあるはずだー!
こんな調子で、伝えたいこと書けるんかしら?
いつもの不安がよぎります。
ところがゲストハウスのお宿の主人はとても感じのよい
イギリスの紳士でした。
そうでした!イギリスはジェントルマンの国だったのです。
要らない囚人をよそに送り込んだ残りの方の国なのです!
誰にもわからないけど教育分野で尊敬するケン・ロビンソン卿に似た主人に案内された部屋でしたが、なんと!
「さ、さ、三段ベッドーーー?」
それは経営効率からの三段だったかも知れませんが、
高さがあり過ぎるだろうー?
ええ、パラシュート部隊で即死必至の段数なのでした。
パラシュート専用設計です!私の頬を汗がつたっていきました。
「ろ、牢名主は?」
ハッとすぐに後ろの気配に気がつくと、
そこに一人のチュニジア人が立っていました。
おそらく牢名主です!
ですが囚人の格好をしていません!
彼の言った「Mediterranean sea 地中海」が全く分からず
10分ほどお互いが質問文の問答をしてしまいましたが、
ぜんぜん良いひとでした!
「ほら、ここにエアコンがあるぜ?」
と言って窓を開閉してみせてくれます。
ぜんぜん面白くありませんが冗談も言ってくれます!
ほらー!最後まで行かなかったー!
もう書き飽きちゃって知らんぴよ?
とにかくゲストハウスはこちらが心を開けば
わりと向こうも心を開いてくれる、
コミュニケートの基本をまなべる良いところです。
まだ表現を始めてないけど、もうつづいていいかなあ?
次回こそ絵を描くよー!
ラショウ
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