「らしさ」と「ニュアンス」から考える言葉の表現とは?
「らしさ」を考えるとき、
自分の想いが「言葉」として的確に表現できているか、
というのはとても大切です。
身体の中にある「想い」が「自分らしさ」とつながる状態。
書くのは簡単だけど、
実際にはむずかしいですよね。
難しいからこそ、易きに流れやすい。
今日は、そんなお話し。
普段わたしたちは読み書きに慣れているので、
「何となく」「反射的に」言葉を選んでいることが多いですよね。
ふだんの話し言葉もそうかもしれません。
何だったら、疑問を抱いたこともないかもしれません。
自分身体の中にある想いを的確に言葉にするって難しいので、
仲間がよく使ってる言葉や、
本やSNS、記事などでよく目にする言葉を
なんとなく使っている、なんてことも。
先日、ブランド構築をお手伝いしているお客さまの
SNSの投稿についてのやりとりで、こんなことがありました。
「うちの子どもたち」
にするのか
「我が家の子どもたち」
にするのか問題。
「うちの○○」という言い方からどういうイメージを抱くか。
「我が家の○○」だとどういうイメージか。
どちらの言葉を使おうとも悪くはないのですよね。
問題は、どういうイメージを創りたいか。
ブランドとは「頭の中にあるイメージ」のこと。
ブランド構築をするには
「強くて、好ましくて、ユニークなイメージ」
を表現していく必要があります。
これはニュアンスの問題、ともいえますね。
ちなみに、ニュアンスの意味は以下の通り。
*(表現・感情・色彩などの)微妙な意味合いや色合い。また、そのわずかな差異。
『三省堂 大辞林』 より
*言葉などの微妙な意味合い。また、言外に表された話し手の意図。
『デジタル大辞泉』より
「らしさ」を考えていく上で、ニュアンスの意味する
【微妙な意味合いや色合い】
【言外に表された話し手の意図】
ってとても大切なのです。
彼女の大切にしている価値観は
*美しい
*調和
*心地いい
*あたたかい
ここを大切にしているとすると、
どんな言葉を使っていけば、彼女の世界観を表現できるのか。
ここを深く検討することが必要になりますね。
「ニュアンス」の意味で言うと、
【言外に表された話し手の意図】は価値観を表し、
【微妙な意味合いや色合い】で想いを表現(言葉に)する。
ブランド構築していく上では、
ここの表現の検討はとても大切だとおもっています。