#6 私らしい格好で働きたい
あけましておめでとうございます。
更新しないまま、年明けから早くも10日以上経ちました。
この挨拶が相応しいのかどうか分かりませんが、とりあえず年内初投稿なのでね。おめでとうってことで。
2020年。
私事ですが今年は社会人になる年なので、個人的にちょっとそわそわした一年になりそうです。
そわそわついでに色んな事にアンテナ張って、興味関心の幅を広げたいな~とも思っています。
なので、今年は
「月に1回以上のnote更新」
を目標にしてみようと思います!
毎日更新と言いたかったけど、3日で挫折する未来が見えるので…私の場合。
明らかに無理な目標を掲げてもどうにもならないし、まずは“頑張ればできそうなこと”から少しずつ頑張ってみます!
書かなきゃ書かなきゃって無理矢理書いても、人様に読んでいただくに値するものなんて、自分には書けませんしね笑
というわけで、今年もどうぞ
拙いひとりごとをよろしくお願いします。
そんなこんなでnote書き初め!
今日のは真面目な話かそうじゃないか微妙なところですが……一応真面目枠にしておきました。
が、あまり肩肘張らずに、気軽に読んでいただければ幸いです。
世の中は制約に溢れている
それは先日、録画したバラエティ番組を見ていた時のこと。
確かあの、夜更かししちゃう的な某番組だったと思うのですが、MCでマツコ・デラックスさんが出ていました。
その番組冒頭で、彼女(という人称でよいのでしょうか)がこんなことを言っていたんです。
歳を重ねるごとに、改めて、なんでアタシこんな格好でテレビ出てるんだろうって。
ヘンじゃん、誰も望んでないんだから。テレビで太った女装見たいなんて朝はないのよ。夜、家帰っても思わないわよ。「あ~、疲れた、ちょっと太った女装見たいわ……」なんて、思わないでしょ。
なんでこんな太った47歳のおっさんが女装してテレビ出てるんだろう。ど変態よ、あんたそれ。
これを聞いた時は、観覧者につられて私もちょっとふふっ…と笑ってしまったのですが、あとから彼女のこの発言を思い返したら、色々考えちゃったんですよね。
誰も望んでなかったとしても変ではなくない?
太ってようが女装してようが別に変態じゃないし。
自分が望む格好でテレビに出て仕事ができているなら、それってすごくいいことなんじゃないの?
あくまでテレビですから、本心で言ってるかどうかは分かりません。でも「別にそんなことないのになあ」と、何となくそう感じました。
考えてもみて下さい。
たとえば世の中に、マツコさんのようにふくよかな47歳男性がいて、女装が好き/女装したかったとします。
そんな彼は、実際に女装した格好で仕事ができるでしょうか?
おそらく答えはNOでしょう。
多くの会社では、服装・髪色・髪型などについて規定があるものです。女性であればメイクやネイル、アクセサリーについても指定されているかも知れません。
アルバイトですら、場合によっては、制服・服装指定や染髪・ネイル・アクセサリー禁止というきまりがあります。
自分の所属するコミュニティが――周囲が、社会が――それを良しとしない限り、自分の好きな格好/好きな見た目で働くことは、私たちにとって非常に困難なことなのです。
世の中は、思った以上に制約に溢れているから。
「自分らしい」見た目は罪ですか
そういう世の中で、誰かが望んでいても望んでいなくても、自分の好きな格好で仕事できるって、すごくいいことだと思いませんか?
全然変じゃないですよね。
なんなら羨ましいくらいです。
「自分らしく」なんて言うと大袈裟だけど、服や見た目くらい自由になりたい。
髪染めたいなあとか。パーマにしたいなあとか。紫のアイシャドウ塗りたいなあとか。明るいピンクのスカート履きたいなあとか。ネイルしたいなあとか。
とは言え、さすがにお客様の前にGパン履いて出るのとかは気が引けるので、私がしたいのは「TPOを多少わきまえた程度の好きな見た目」ですが!
まあとにかく。
自分の気持ちが楽しくなるような格好で、楽しく仕事がしたい。
もちろん友達に会うのとは違うから100%とはいかない。
でも、できるだけ可愛い格好で外に出たい。
きれいな見た目で人に会いたい。
ただそれだけ。
けれども“私らしい格好”でいることが、
ビジネスの場では許されない。
好きな格好・好きな見た目は、そんなに罪なのでしょうか。
気持ちの問題
ここで想定しているのはあくまで会社や国・公共団体など、何かしらの組織に所属した場合の話なので、
「そこまで自由になりたいならフリーランスで仕事しろよ!!」と言われてしまえば、返す言葉もありません。仰る通りでございます。
あとはそれこそ芸能系の仕事するとかね。
制約も多いけど、選択肢もいくらでもあるんです、本当は。
でも、それでも、仕事を選ばなくても自由な格好ができればいいのにと、願いたくなってしまうんですよね。
そもそも「働く」ということは、「自分の自由な時間を割いて他者のために何か行動すること」だと私個人は考えているので、
“好きな見た目でいられるという自由”を手放して他者のために行動して、その結果対価=給料がもらえると考えれば、
私の中の道理には一切反していないんですけど。
いないんですけど!でも!ぶっちゃけ!
仕事でも何でも「可愛い」「きれい」と思える自分でありたい。
要は気持ちの問題。
お気に入りの服や新しい服を着てる日ってテンション上がるじゃないですか。え?上がらない?そうか……私はチョロいから、メイク上手くいったり前髪上手く巻けただけでも上がるタイプなんですね。
それでそういう日に、「今日の服可愛いね」とか「アイシャドウの色変えたんだね」とか、周りからも褒め言葉までもらえちゃったりしたらもうすっっっっごく嬉しいんですよ、端的に言って。
日々私の気持ちを支えてくれているのは、
ファッションやメイクなど
他人の目に触れるものなんです。
だからそれを制限されるということは同時に、自分の気持ちの上り幅に制限をつけることにも繋がるっていう。
現に今だってアルバイトではあれど、似合わないポニーテールという髪型に、似合わないパンツルックで、ネイルも禁止だからしたいのに塗れず、メイクもあまり濃くなり過ぎないように気を付けて、そういう「気に入らない見た目」で働いています。
でも、もしも、ハーフアップでもよかったら。スカートでもよかったら。ネイルをしてよかったら。好きにメイクをしてよかったら――
もう少しだけ、ほんの少しだけ、
自信をもって働けるのかなあと、
思ったり思わなかったり。
好きな格好で働くこと、それは変じゃない
話が不時着しそうなので冒頭に戻りますが、
何が言いたかったかというと要するに、
自分の好きな見た目で人前に出ること/仕事をすることは全然変じゃない!
誰かが望まなきゃ好きな格好しちゃいけないなんて、そんなことはない!
ってことです。
いやほんと、羨ましいですよ。何歳になっても好きな格好で仕事できるって理想の極みです。
でもだからこそ――テレビという“人に見られること”が前提にあるのも相まってでしょうか――世間にどう思われてるのかとか、そもそもこんなの誰も見たいと思ってないだろう、望んでないだろうとか、そういうことを一切無視するわけにはいかないのでしょう。
それでも彼女には、
あの姿のまま、
率直にものを言うあの為人のまま、
仕事を続けていてほしいなあと思います。
手元がアップになった時のネイル、
色がめちゃ可愛かったしね。
数億年ぶりに、私もネイルがしたいなあ。