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私たちは、傷つけられてるのではない、傷つくことを選んでいるのだ 【7つの習慣④】
前回は、「人間の最後の自由」という
主体性のカギになる概念を説明しました。
Kindle位置No,1586
人間は、受けた刺激に対して
反応するまでの間に「選択の自由」がある。
どんな刺激を受けようとも
自覚、想像、良心、意思の力を使って
どんな反応をするかを
自分で選ぶことができる、という話でした。
今日は、「主体性」について
もう少し深めていきます。
…
主体性=自分の人生の責任を引き受けること
責任は英語でレスポンシビリティ(responsibility)という。レスポンス(response=反応)とアビリティ(ability=能力)という二つの言葉でできていることがわかるだろう。主体性のある人は、このレスポンシビリティを認識している。自分の行動に責任を持ち、状況や条件づけのせいにしない。
Kindle位置No.1602
前回、主体性のある人は
反応を自分で選べる人だ…という話を
しましたが、実は「責任」という言葉に
まさにその意味が含まれているんです。
英語で責任はレスポンシビリティ=responsibilityです。
このresponsibilityはresponse=反応+ability=能力
という組み合わせでできています。
つまり 責任=反応を決める能力 なんです。
主体的な人というのは、
この責任を持てる人なんですね。
…
『人間は本来、主体的な存在である』と
コヴィー先生は言います。
「いやいや、私は主体的じゃないよ…」
という人もいるかもしれません。
ですが、それは
『意識的にせよ無意識にせよ、
支配されることを自分で選択したからに他ならない』
というわけです。
「自分は何かに支配されてるんだ」
という人は
支配されることを「自分で選んでるだけ」だよ
というわけです。
非常に厳しい言葉ですね。
支配されることを選択した人のことを
「反応的」な人と言います。
反応的な人は、周りの環境に強く影響を受けます。
天気が良ければ気分が良くなるし
天気が悪ければ気分が悪くなって行動が鈍るわけです。
一方で、主体的な人は
「自分の中に自分の天気を持って」います。
外が晴れていようが、雨が降ろうが
自分の価値観に基づいて行動するわけです。
もちろん、主体的な人が
外からの刺激に影響を受けないか、と言えば
そんなことはありません。
しかし、刺激に対して、
自分の価値観に基づいた反応を選ぶんです。
…
人が傷つく条件・主体的な人の反応
エレノア・ルーズベルト(訳注:フランクリン・ルーズベルト大統領の夫人)は「あなたの許可なくして、誰もあなたを傷つけることはできない」という言葉を残している。ガンジーは「自分から投げ捨てさえしなければ、誰も私たちの自尊心を奪うことはできない」と言っている。私たちは、自分の身に起こったことで傷ついていると思っている。しかし実際には、その出来事を受け入れ、容認する選択をしたことによって傷ついているのだ。
これがそう簡単に納得できる考え方でないことは百も承知している。特に私たちがこれまで何年にもわたって、自分の不幸を状況や他者の行動のせいにしてきたのであればなおのことだ。しかし、深く正直に「今日の私があるのは、過去の選択の結果だ」と言えなければ、「私は他の道を選択する」と言うことはできないのだ。
Kindle位置No,1622
この文章も非常に厳しいものです。
傷つくのは、自分の外で起こったことが原因
…と、普通は思います。
私も思っていました。
しかし、そうではないというんです。
実際は、自分で傷つくことを選んでいる
ということなんですね。
たしかに、今はインターネットを見れば
ヒドイ誹謗中傷を受けているのに
何ともない人…を見ることができます。
そういった人たちは
主体的に「傷つかないことを自分で選んでいる」
ということなんです。
つまり、主体的になることで
傷つかないことを選べるようになる
ということでもあります。
そう考えると、少し希望が沸いてきますよね。
もう一度最後の部分を引用します。
深く正直に「今日の私があるのは、過去の選択の結果だ」と言えなければ、「私は他の道を選択する」と言うことはできないのだ。
今までの過去を
自分の選択の結果だと受け入れましょう。
そして、これまでの道が
自分にとって、望ましくないものだったなら
これからは新しい、他の道を
主体的に選択していきましょう。
…
まとめ
責任=レスポンシビリティ=responsibility
responsibility=response反応+ability能力
であり、責任=反応を決める能力である
主体的な人は、自分の人生に責任を持っている。
人は、外からの刺激で傷つくのではない
自分で傷つくことを選んで、傷ついているのである