小学1年生から「情報モラル」を学ぶ意味
こんにちは、らるです。
今日も道徳の教科書を読んで
感じたことを書いていきます。
道徳の教科書の中に
「情報モラル」という
項目があります。
「小学1年生から学ぶには
ちょっと早いんじゃないの?」
と、思う題材ですが、
そこは教科書らしく、身近なモノに
落とし込んでわかりやすく
紹介されています。
「いたずらがき」というタイトルの
こんな物語です。
放課後、かばきち君は
忘れ物を教室に取りに行きました。
ふと、黒板を見ると
日直のとらおさんの
名前が書かれています。
かばきち君は、ちょっとした
いたずらごころから
とらおさんの名前の横に
「なきむし」と書きました。
…
翌日、かばきち君が教室に向かう途中
泣きそうな顔をしたとらおさんと
すれ違いました。
教室に入ると、クラスメート達が
黒板のイタズラ書きについて
話しています。
「なきむしだって(笑)」
「とらおさん泣いてたね」
「誰が書いたのかしら?」
とらおさんは教室の外で
泣き続けています。
とらおさんの泣く姿を眺めながら
かばきちさんは自分のしたことを
考えていました。
東京書籍『新訂 あたらしいどうとく①』より
単純に
『黒板にいたずら書きをするな』
『人を傷つけることを書くな』
というだけの話ではないことは、
この話が「情報モラル」として
取り上げられていることから
ピンとくると思います。
私たちの世界は、
誰でも簡単に書けて
クラスの外の全世界まで
情報が広がってしまう
とても大きな「黒板」を手に入れました。
そういう力を
誰しもが得てしまった時代だからこそ
小学1年生という早い段階から
多くの人に伝わる場所に書くことは
大きな悪気がなかったとしても
予想外に大きな傷を与えうること
教えているのだと思います。
…
残念ながら、この『黒板』を利用し
自分は安全なままで、
誰かを攻撃する人が存在しています。
そして、大事に繋がってしまった後に
自分のした事の重さに気づくのです。
(SNS上のイジメが自殺に発展してしまう等)
今回紹介した物語の「とらおさん」や
「かばきちくん」の立場や気持ちを想像して
しっかり考え、言葉にした事があれば
実際に大事になる前に、
結果を想像できるようになります。
道徳の勉強を、本当の意味で行えば
きっと、将来インターネットを使った
イジメによる悲劇は減ると思うのです。
今日のまとめ
・小学1年生にも「ネットイジメ」の怖さを
教える時代になっている。
・道徳を実践し、想像し、考えて、言葉にすれば
実際に悲劇を生む前に気づく事ができる。
…
最後まで読んでいただき
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