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想像性を高めるために「歩け」!?

自分にしかできないことをやりたい
そういう思いを持っています。
らるです。

今日は「創造性」の話です。

実は、創造的なアイデアを出すためには
「ひたすらそのことについて考える」
…だけではダメ
なんです。

ポイントは「一旦、その問題から離れること」
にあるんです。


ワラスの4段階


社会心理学者グラハム・ワラスによる「ワラスの4段階」(準備期、あたため期、ひらめき期、検証期)と呼ばれるもの
(中略)
最初の「準備期」は、創造的思考を生み出すための「下準備の期間」に相当します。
(中略)
次の段階の「あたため期」では、問題解決に取り組むことを中断します。
(中略)
3段階目の「ひらめき期」では、脳は潜在的に情報処理を行っています。
(中略)
最終段階である「検証期」で、まだあやふやな状態のアイデアを具体的に落とし込んでいきます。

大黒 達也. モチベーション脳 「やる気」が起きるメカニズム (NHK出版新書) (p.125). 株式会社 NHK出版. Kindle 版.

「下準備」をし
「あたため」の期間に一度問題から離れ
「ひらめき」が訪れて
最後に「検証」で具体に落とし込みます。

おそらく、イメージがつきづらいのは
「あたため」
の部分でしょう。

なにせ、「問題から離れて」いるわけですから
それが問題解決に有益になるとは
思えませんよね?

ですが、創造性の発揮のためには
この「あたため」期が必要なんです。


なぜ、この「あたため」期が
有効になるのか…
その理由というのは、実はまだはっきりとは
わかっていません。

ですが…

あたため期に何を行っているのか全体像は明らかになっていませんが、ひとつの例として「マインド・ワンダリング」があげられます。マインド・ワンダリングとは、いわゆる「心ここにあらず」といわれる現象で、心がさまよっている(ぼーっとしている)状態のことをいいます。研究によると、良いアイデアがひらめく直前に、マインド・ワンダリングをしていることが多いといいます
(中略)
これまでの研究によれば、完全に休息状態のときよりむしろ、認知的負荷の低い簡単な課題や行動をしているときにマインド・ワンダリングが頻繁に起こるようです。その例として、簡単な算数問題や散歩があげられます。とくに、散歩の習慣がある人は創造力も高い傾向にあるようです

大黒 達也. モチベーション脳 「やる気」が起きるメカニズム (NHK出版新書) (p.128). 株式会社 NHK出版. Kindle 版.

「マインド・ワンダリング」
=心ここにあらず な状態が
創造的アイデアがひらめくポイント
であり

その「マインド・ワンダリング」を
起こすのに効果的なのが
「散歩」だ
というわけです。


ですから、

アイデアだしに煮詰まったら散歩に行く

というのはとても有効だ、ということなんですね。


私自身も散歩の習慣がありますが
確かに、歩いていると
普段は頭の中に無いような
思考が浮かんでくるような感覚があります。

今まではそれを、アイデア出しに活かす…
といったようなことはしてきませんでしたが

これからは、考えているときこそ歩く

というのを実践していきたいと思います。

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