人的資本経営って? 採用にも影響あるの?
難しい言葉を聞くと
とりあえず聞かなかったことにしたくなります。
らるです。
今日は「人的資本経営」についてです。
そもそも、この「人的資本経営」という言葉を
聞いたことがあるでしょうか?
私は、会社でマネージャー層が話しているのを
耳にしたことはある…程度の認識でした。
イメージとしては
「人が資本…って、いままで散々言っている
『人を大切にする』というのと変わらないのでは?」
と思っていましたが、実は全然違いました。
人的資本経営は「野球チームの経営」のイメージ
これが経済産業省の定義ですが
正直、これだけだとよくわかりませんよね。
こちらの本では、『マネー・ボール』を例に、
人的資本経営を分かりやすく教えてくれています。
要は、人的資本経営においては
人=資本=投資対象 なわけです。
この人の獲得には幾ら使ったけど
~~の能力で貢献してくれるから
コスト分回収できる!
といった形です。
逆に、現状の「新卒一括採用」というのは
個々の能力は、ハッキリ言って「関係なく」
とりあえず「優秀そう」な人を取って、
あとは自分の会社の中で
都合のいいポジションに入れるように
育てていく…
といった形になります。
ここで、野球チームをイメージすると
分かりやすいと思うのですが
野球チームでは
「とりあえず何人も取って、後から何をしてもらうか考える」
ではなくて
「うちのチームに足りないのは
速球派の先発投手だから
~~のチームの、○○を採ろう!」
と、ピンポイントで狙いに行きます。
これを、普通の会社もやっていく必要がある
…というわけです。
なぜ、一括採用がダメなのか?
なぜ、一括採用がダメかというと
割に合わないからです。
終身雇用の前提が崩れた今
途中で抜けてしまうことは珍しくなくなりました。
教育に使ったコストを回収できない時代になった
ということです。
こういった背景があるので
これからは、採用の形も、いままでのような
「なんとなく優秀」な人を採る
新卒一括採用はだんだんと減って
「はっきりとしたスキル」を持った人が
新卒、中途関係なく採られていく…という時代に
なっていくのかもしれません。
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