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自分が正しい! 相手は間違っている! …と思ったとき、どうするか
こんにちは、らるです。
今日は「議論」について、
少し考えてみたいと思います。
誰かと意見が違う時、
つい熱くなってしまったり、
自分の正しさを証明したくなることが
無いでしょうか?
私も、よくその衝動に駆られます。
ただ、今日ご紹介する話を知ると、
そんな「議論したい」という気持ちが
抑えられるかもしれません。
今回も、D・カーネギーの名著
『人を動かす』をもとに、
お話をしていきます。
まず、アメリカの元大統領、
リンカーンの言葉に注目しましょう。
「自己の向上を心がけている者は、
喧嘩などする暇がないはずだ」
これは、中々鋭い指摘ですね。
確かに、喧嘩しても
相手を傷つけ、自分は不機嫌になるだけで
得るものがありません。
「細道で犬に出会ったら、
権利を主張して噛みつかれるよりも、
犬に道を譲ったほうが賢明だ」
たとえ自分が正しいことを
結果的に証明できても
自分も傷を受けます。
そして、それは
正しさを証明したところで
癒えるものではありません。
ですから
争いに時間とエネルギーを使うより、
譲るほうが得策という考え方です。
また、ニュージャージー州で出版された
『片々録』という本には、
意見の不一致を歓迎する方法が
紹介されています。
「二人の人間がいて、
いつも意見が一致するなら、
そのうちの一人はいなくてもいい人間だ」
この言葉はぜひ胸に刻んだほうがいい
…と私は思っています。
確かに、全く同じことしか言わないなら
居なくても変わらない…というのは
その通りで
だからこそ
意見の違いを歓迎する必要がある
ということです。
そして、カーネギーが強調するのは、
議論よりも大切なものです。
それは、思いやりです。
釈尊もこう言っています。
「憎しみは、憎しみをもってしては
永久に消えない。
愛をもってしてはじめて消える」
議論ではなく、相手を理解しようとする姿勢。
愛と思いやりが、不一致を解消する鍵です。
最後に、リンカーンの言葉を
もう少し引っ張ります。
「どんなに重大なことでも、
こちらに五分の理しかない場合には、
相手に譲るべきだ」
「百パーセントこちらが正しいと
思われる場合でも、
小さいことなら譲ったほうがよい。」
先ほども言った通り
喧嘩して正しさを証明したところで
損の方が大きいです。
直感に任せていると
議論をしたくなってしまうものですが
そのとき、その先に何があるのかを
考えることが、
大切なのかもしれません。
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