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益田ミリさんの『わたしを支えるもの すーちゃんの人生』を読みました
ずっと読んでいるすーちゃんシリーズの最新作です。
すーちゃんやさわ子さんの周りでいろんな事態が起こりだして、こんな…そんなことってある…?
とはいえ自分も30半ばなので、なんかねえ、親とか親戚が徐々に細まっていく感じとかね… なんとなく想像の範疇というか、やがて自分にもあるかもしれないなとずっしり真摯な気分で読みました。 いやあ、すーちゃんさんは本当につよいや…
すーちゃんの登場人物は皆さん生活とか人生とか、自分のもち方がしっかりしていてほんとうにすごい。土田さんに対しては若干の「ああん…?」という気持ちがありますがなんだかんだあれだもんな〜…
それにしても益田ミリさんやっぱり漫画がめちゃくちゃうまい…めちゃくちゃシンプルで同じ構図のコマが並んでたりするのに、人間の心の機微とかがめちゃくちゃ伝わってくる… 絶妙な間のとり方やささやかな表情や姿勢の変化にセリフをスッと添えてくれるから気持ちをグッと掴まれてしまう気がします… 子供の頃の自分のくだりとかね。ちょっとおもしろいのにキュッとさせられますね…
タイトルと冒頭のセリフを終盤でスッと回収してくれたのもウオッとなりましたね…
けっこう大きな出来事が続くのに「生活」とか「日々」みたいなところに流してくれるの、みんなそれぞれにそうだし、自分もなんとかやっていけるかなという気持ちにさせてくれます。ありがとうございます…