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【薬局 コロナ対策シリーズ2】経営者・上司必読! いい上司とダメな上司

・はじめに

コロナ下で、立て直しを迫られている、医療機関は多々あると思いますが、
立て直しはうまくいっていますでしょうか?

いろんな薬局をお聞きしていると、
少しながらも進んでいるところと、
スタッフから嫌われていることを知らない、上司や経営者が
一人で騒いでうまくいっていないところと
分かれている感じがします。

そこで、自分が今まで出会った、
様々な上司を思い浮かべながら
今後、あるべき上司・経営者像を記載できればと思います。

・自分の観点

昔から感じていたことは、
上司って魅力的な人が実にいない
といつも感じていました。

理由は、単純です。
少なからず、役職で偉く感じてしまうんだろうと感じていました。
自分がそう思っていないと反論される方は、
少なからずいらっしゃると思いますが、
残念ながら周りはそう見てないことは多いです。

もちろん、自分が管理職であったときは、
お世辞でもいい上司であったとは決して言いません。
ただ、周りのスタッフが、あとで振り返ったときに、
一所に働けたことがよかったと思えるような対応をしたいと
いつも考えながらスタッフと一緒に働きました。

スタッフに厳しいことを言えないのも問題ですし、
時には、厳しいことを言うことも大事だと思います。
医療従事者として働いていた時には、
教育も大事にして色々対応しましたが、
明らかにわかるようなケアレスミスや、
薬学的知識が乏しいようなミスをしたときには、
容赦なく叱りました。

なぜなら、医療従事者のミスは、
最悪は、人が死ぬからです。

もちろん誰しも、叱られることは嫌ですし、
叱るのも嫌です。

ただ、厳しいことを言えない人は、上司にならない方がいいと思います。
自分が上司だった時に、大事にしていたことは下記になります。
①嫌いな人がいたとしても、公平に取り扱うこと
②嘘はつかないこと
(必要最低限の嘘はありです)
③約束したことは必ず守ること
(約束を守ることは信用への第一歩)
④事業の方向性を自分なりにきちんと示すこと
(ふわっとした指示は信用を得られません)
⑤決断に時間をかけないこと
(決断に時間をかけて後回しにする人は信用されません)
⑥決めたことは、しっかり結果を追うこと
(言って放置しては、スタッフも真剣にやってくれません)
⑦スタッフにも意見を求めて、決断の内容に入れること
(自分だけの指示だとやらされ感になるので、みんなで作り上げることによってより推進力がでます)
⑧普段から、コミュニケーションをとって円滑な関係を得ること
(困った時だけお願いして誰が従うのでしょうか?)
などです。

あと、他に気を使っていたこととして、
・細かい気づかいをすること
・いうべきことは上司にもしっかりいうこと

を守っていました。
上司というポジションにつけば、
スタッフより給料がいいのは当たり前です。

金額の大小ではありませんが、適度にお金を使うことにより、
スタッフにいつも気にしていることを暗に示すことができます。
別に、全員に通じる必要はないと思います。
通じない人は、無理なので、できることをした方がいいと思います。

あと、スタッフを守る意味でも、上司に言うべきこと・相談すべきことは、
上司の顔色を見ながら話すのではなく、
しっかりスタッフのために、上司に進言したり、必要に応じて、
戦うことも大事だと思います。
スタッフは、上司であるあなたの行動を、自分が思っている以上に、
よく見ています。

・決断ができない
・約束を守らない
・言い訳ばかりをする
・意図にそぐわない指示ばかりをする
・人として尊敬できない
・上司にこびへつらい、スタッフに厳しくあたる

などなど
まあ、たくさん変な上司を見てきました。(笑)

上司なんて、会社が決めた役職でしかない
最近、本当に思います。
そんなところで、人として一緒に働きたいと思えない上司と一緒に働いて、
成果はだせるのでしょうか?

自分の答えは、もちろん、NOです。
残念ながら、そういう時代はとうに終わっていますが、
一部の業種や会社ではまだまだあると思います。

特に、医療業界は、こういった風潮は特に強いです。
理由として、免許職であるので、人材が限られているのが現実ですが、
もうすでに、機械化やIT化が進んでおり、
少しずつ、人材難の時代は終わりに向かいつつあります。

自分が見てきた中で、
・人望に乏しい方
・優柔不断な方
・スタッフを巻き込んで仕事をできない方

は、成果を出せてない人が多かったです。

人は、顔色を見ながら調整して、仕事をします。
一人の人間として、信用されなければ、成果は出せると思えません。

これは、得意先・仕入先にも言えることであり、
医療業界に限っているわけではないと思います。

林先生の動画が、的を得ているので、よろしければ、是非ご覧ください。
嫌いゾーンに入った瞬間にすべては終わりです。(笑)

・リーダーとボス

よく、この話出ますよね?
昔からなんでなんだろうといつも思っていました。

自分は、正直、自分が偉いとは思ったことはないです。
ただ、一つ言えるとしたら、
仕事を
誰よりも真剣にやり、
誰よりも真摯に向き合い、
誰よりも成果をだしたい。
と思っています。
ただ、成果を独り占めするのではなく、
今ある現状を打破することによって、みんなで乗り越えたいという
強い思いでやるということにフォーカスしています。

なので、日常でも、日々、仕事のことばかり考えています。
それが幸せなのかと言われれば、正直、微妙です。
ただ、考えているからこそ、知恵が出ますし、
いろんな仲間と相談することによって、ヒントをもらったり、
違った切り口の考え方も得られることによって、
成功率が上がると思います。

リーダーとボスの違いって、多分、信用度なのではないかと思います。
やらされ感の仕事って楽しいのでしょうか?
命令されて楽しいのでしょうか?
自分には、ボスってさみしい人なんだなと思います。
ボスになったら、その人はきっと、さみしい人生を送るだけなんだろうなと
思います。

・その他資料

今まで、かなり自分の経験をもとに書きましたが、
下記を見てもらえれば、そんなにぶれてないのがわかると思います。

・最後に

今回、この記事を書いた目的として、
未曽有の状況を立て直すのに、リーダーシップ取れますか?
ということを問いたいためでした。

自分もかなりの方の相談を受けてきた中で、
まあ、リーダーシップがある方が全くいらっしゃいませんでした。
小さい会社で天狗になっている方、
経営者一族だから、昔からいるメンバーだからみたいな
そんなことが何の意味があるのだろうと
相談を受けるたびに思っていました。

大事なことは、今の局面を打破して、次につなげるためなのに、
目的もあいまいで、対策を提案しても決めきれず、
挙句の果てには、スタッフや人のせいにし始める。

こんな上司の下で、あなた方のスタッフは信用してるのでしょうか?
あなたの職場で働きたいと心から思えるのでしょうか?

すべて考えればわかる話だと思うのですが、
それすらできない上司であれば、
・上司を降りる
・コンサルや力のある外部の協力を得る

しか、立て直す方法はないはずなんですよね。

そもそも、魅力のある上司であれば、こんな状況にはならないでしょうし、
魅力のある職場であれば、改善案は色々出るはずです。

このような状況になった一つの要因は、上司や経営者にあると思います。
コロナのせいにしても、解決はしません。
コロナのせいにするのは自由ですが、自分の店舗の経営が悪いのに、
それを言ってなんになるのでしょうか?

今、大事なことは立て直しをすることであり、
言い訳をすることではありません。

スタッフは、日ごろから上司や経営者を見ています。
一人でも、このコロナを機に改善に向かえばいいと思います。
個人的にも、コロナはチャンスだと思っています。
このチャンスをものにできるかできないかは各人にかかると思います。

今回の「コロナ対策シリーズ」キーは、
時代の変化に対応する
ということだと思います。

正直、こういったことが響かない人がいれば、
自分にとってラッキーでしかありません。
なぜなら、ライバルが減るからです(笑)。

スタッフを従わせる時代はとっくに終わりました。
今は、みんなが納得をし、同じ方向に向いてもらいながら働く時代です。
しかも、競争がより激化しています。

上司の負担もより多くなりますが、
上司である以上、背負えないのであれば降りた方が無難です。

一つでも多くの会社のES(従業員満足)が増えることを期待して、
苦言として記事を書かせていただきました。

コロナの対策は、上司・経営者の手腕で決まります!

本日もお読みいただきありがとうございました。

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Rare Pharmacist Hide / 薬局改善・革新士(Pharmacy improvement and innovation specialist)
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